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大学院

2023.07.14

【学生の活躍】おかやまバイオアクティブ研究会 第62回シンポジウム・第28回学生プレゼンテーションで学生奨励賞受賞|人間生活学研究科 食品栄養学専攻修士課程2年(小林謙一ゼミ)

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食品栄養学科

大学院

人間生活学研究科

2023年6月29日(木)に岡山国際交流センター国際会議場で開催されたおかやまバイオアクティブ研究会第62回シンポジウム・第28回学生プレゼンテーションにおいて、本学大学院人間生活学研究科食品栄養学専攻(修士課程)2年の橘髙充加さんが、「学生奨励賞」を受賞しました。

発表タイトルは、
「肥満に起因する非アルコール性脂肪膵疾患モデルの作製とそのNAD+代謝変動の肝膵比較」橘髙充加1)、髙橋万由花1)2)、安原香子3)、小林 謙一1)3)
1) ノートルダム清心女子大学 大学院人間生活学研究科 食品栄養学専攻
2) 山陽学園短期大学 健康栄養学科
3) ノートルダム清心女子大学 人間生活学部 食品栄養学科

近年、膵がん患者数の増加に伴い、その原因としての非アルコール性脂肪膵疾患(NAFPD)に注目が集まりつつあります。NAFPDは、非アルコール性脂肪肝疾患(NAFLD)と同様、肥満などが原因で臓器線維化が生じ、最終的にがんに至るものとされています。しかし、NAFPDとNAFLDとの関連性については、不明な点が多いのが現状です。一方、ニコチンアミドアデニンジヌクレオチド(NAD)は、主要な酸化還元型補酵素であり、代謝や炎症、老化などの様々な局面で重要な役割を果たしています。これまでの小林ゼミの研究によって、Gubra Amylin NASH (GAN) 飼料誘導型肥満マウスの肝臓では、NAFLDの病態を示していたのみならず、肝NAD代謝関連遺伝子が軒並み低下することを見出してきました。しかし、GAN飼料誘導型肥満が膵組織および膵NAD代謝に及ぼす影響については不明でしたので、そのことを明らかにするという内容の研究です。この研究によって、肥満によって引き起こされる膵臓がんの治療法や、栄養的な改善が可能になるかもしれないと期待しています。

なお、本稿の研究報告の一部は、日本学術振興会科学研究費補助金基盤研究(C)「キノリン酸の臓器線維化惹起作用の解明と臓器線維化から身体を守る食品成分の探索」(2022-2025)(研究課題番号:22K11716,研究代表者:小林謙一)および公益財団法人両備檉園記念財団第44回研究助成(生物学研究奨励賞)「非アルコール性脂肪肝炎におけるトリプトファン代謝異常の「腸-肝-脳」連関の解明」を受けて実施しています。

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