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ノートルダムの風景

2023.05.25

第72回キャップ・アンド・ガウン授与式を挙行。―第1期生から続く伝統行事―

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ノートルダムの風景

2023年5月13日(土)、本学記念館において第72回キャップ・アンド・ガウン授与式が挙行されました。
グースステップでの入場、学士候補生(4年生)が一堂に会しての実施は実に4年ぶり。ご家族の参列もあり、皆に見守られながらの入場となりました。

聖歌を歌う学士候補生たち

聖歌を歌う学士候補生たち

キャップ・アンド・ガウン授与式は、毎年、本学の設立母体であるナミュール・ノートルダム修道女会の創立者聖ジュリー・ビリアート(St.Julie Billiart, 1751-1816)の祝日にあたる5月13日頃に行われる卒業関連行事の一つです。

5月13日は、聖ジュリー・ビリアートが、1906年5月13日に教皇ピオ十世により「列福」された記念の日です。
聖ジュリーの列福記念日というこのよき日に、2023年度第72回キャップ・アンド・ガウン授与式が挙行されました。

キャップとガウンを授与された4年生は式の中で、祈り、聖歌を歌い、「多くの方々の、ご期待に添うよう努力いたしますことを、この宣誓によって、かたくお約束いたします」と学士候補生となったことを公に宣言し、これまでの3年間を振り返り、最高学年として自覚と責任のもとに、卒業に向けた新たな努力を誓いました。
シスター津田葵学長は式辞の中で、これから卒業論文に取り組む学生たちに対し、「座学だけでは学習できない能動的な研究に取り組み、その研究に真摯に向き合い、研究活動を通じて学習者としてさらなる成長へとつながっていくことを願っております。」と励ましの言葉を贈りました。

式辞を述べるシスター津田葵学長

式辞を述べるシスター津田葵学長

講演をされるSr. Marie Prefontaine

講演をされるSr. Marie Prefontaine

そして、今回、アメリカ合衆国マサチューセッツ州から来られた、ナミュール・ノートルダム修道女会のSr. Marie Prefontaineに「SAKURA HANAMI “GO FORWARD WITH COURAGE AND GENEROSITY”」という演題でご講演いただきました。

講演の中でSr. Marieは、聖ジュリーの生涯にも触れ「この一年、そしてそれ以降の教育において、あなたはどんなことができるでしょうか。 私は、皆さんがこの式典の準備をするのを見ながら微笑んでいました。皆さんがお互いのキャップやガウンを正すのを見ました。ハグしているのも見ました...友情と思いやりの証しですね。
(中略)
これからの数か月、しっかり勉強を頑張らなければいけませんが、これまでにできた友人、そしてこれからできる友人を忘れないでください。真の友情は宝物です。
ジュリーとフランソワーズ- ナミュール・ノートルダム修道女会の共同創立者の二人は、フランスのエリート貴族と中産階級の農村という、まったく異なる二人ですが、深い友情を育みました。ジュリーの伝記「勇気の女性」とフランソワーズの伝記「影響力の女性」は、ともに、友情がもたらす変革の力と、分断と混乱の時代において女性がグローバルリーダーになれる能力があることを教えてくれます。
ジュリーとフランソワーズの友情は、二人が亡くなるまで変わらず続き、現代でも世界中のノートルダム修道女会の友情という形をとって続いています。
(中略)
世界は、皆さんがキャップ・ガウンを受け取り、身につけた以上、皆さんがまさにしようとしている責任ある取り組みをこれまで以上に必要としています。皆さんは、これまでの学びを通して、女性リーダーとなり、勇気を持って自由に、難しい決断を下せるのです。その決断で、私たち皆が平和と調和のもと、前進できるようになるのです。
(中略)
聖ジュリーは、並外れた勇気と深い信仰、そして逆境に立ち向かう原動力となった素朴な善意を持って、自分の人生の様々な状況に立ち向かいました。彼女は現代の聖人であり、女性であり、指導者であり、教育者であり、私たちが見習うべきお手本です。もろく、壊れた世界で顧みられない生活を送るすべての人に神の善きことを声高く伝えます。   
ノートルダム清心女子大学の最終学年でのご活躍を祈ります。 熱心に勉強し、懸命に働き、自分の心に従って未来に向かって進んでください。皆さんは多くのことを成し遂げてきました。これからさらに多くの成功が前途にあるでしょう。」と、エールを贈りました。

学生たちは最後に、大学歌を歌い、グースステップで退場しました。

式典を終えた学生は、「いただいたキャップとガウンは、長年受け継いできたものなので、重みを感じました。これから卒業に向けての一年間、将来に向けて改めて考えていきたいです。」と思いを語ってくれました。

4年生のクラスフラワーは松。
松の緑のごとく希望にあふれて、松のごとく撓まざる剛毅と叡智をもって、これからの一年を過ごしてください。

キャップ・アンド・ガウン授与式を終え、来年の3月に行われるフッド授与式において、アカデミックドレスが完成します。

※今回の講演では、本学大学院英語英米文学専攻を修了した小笠原ヒロ子さんが通訳を担当されました。


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