★日本語日本文学科ブログでは、学生たちが大学での学びの様子を発信するコーナーとして【学びの風景~学生便り~】を設けています。今回は「書道卒業制作」(指導教員・家入博徳)を学んでいる4年生の寺尾穂乃香さんです。
「書道卒業制作」の講義では、4年間の書の学びの集大成として、「書道卒業制作展」を開催します。今年は、4年生の4人に加え、3年生、1年生と共に作品制作に取り組んでいます。
卒業制作展開催間近となった今回は、第1回でお伝えした裏打ちをした作品の、その後をご紹介したいと思います。
裏打ちを終えた作品は、紙の細かなしわが伸び、墨色が鮮やかに際立つ姿になります。この状態から、紙をまっすぐにすると同時に、本紙(半紙)から出た鳥の子(裏打ち時に貼り合わせた厚い紙)をカッターナイフで切っていきます。この作業を、化粧裁ちと呼びます。
化粧裁ちを終えると、次は、作品の背景となる布の色を決めていきます。布の色によって、作品全体の印象が大きく変化するため、4人で何度も見比べながら、慎重に選びます。
「書道卒業制作展」開催への道のりをご紹介する本シリーズも、今回で最後となりました。いかがでしたでしょうか。会場では、4年生の作品各7点に、3年生と1年生の賛助作品を加えた、計32点を展示いたします。この日に向けて、1年間をかけて制作してきました。1人1人の思いが込められた作品をぜひ、会場でご覧ください。
日本語日本文学科4年 寺尾穂乃香(玉藍)・記
[会期] 令和5年2月9日(木)~12日(日)
10:00~18:00(最終日は、15:00まで)
[会場] 岡山県生涯学習センター 展示スペース
10:00~18:00(最終日は、15:00まで)
[会場] 岡山県生涯学習センター 展示スペース
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