2022.08.26
「文学・教育研究会」7月例会のご報告
日本語日本文学科
教授 中井賢一
教授 中井賢一
去る7月30日(土)、「文学・教育研究会」の2022年度7月例会を行いました(本研究会につきましては、本学HP「日本語日本文学科ブログ」、2022年4月9日付の記事[注]をご参照下さいますと幸いです)。
会の前半、今回は、お二人の会員から、「『源氏物語』桜の衣装を着ない薫」、「岡本かの子「河明り」論―「娘」とのつながりを経た「私」の再選択―」と、それぞれ題した研究報告がなされ、質疑応答と意見交流が行われました。いずれも大学院での研究内容(お二人は前期課程の修了生と現役生です。本学ではありませんけれど…)を基にしたご発表で、その深い考察に、参加者一同、大いに触発されました。両論の成稿・公開を、本会としましても楽しみにしています。
後半は、私から、「歌合」を題材に、その教材化の手法と具体的な授業の例について、話題提供を行いました。本研究会では、定期的に、中学校・高等学校国語科向けの韻文指導方法について取り上げているのですが、今回もその一環として、私の、本学での実践事例を紹介しました。
今後とも、最新の文学研究の動向や各県の国語教育上の問題点にも目配りをしつつ、現場の先生方と学生たちが、気軽に、且つ真摯に、交流・研鑽できるよう努めたく思っています。引き続き、オンラインでの活動が主になろうと思いますが、県内・県外問わず、ご興味がおありの先生方や学生諸君は、どうぞ中井までお問い合わせください。
[注]
「文学・教育研究会」のご紹介|授業紹介・研究紹介|日本語日本文学科|ノートルダム清心女子大学 (ndsu.ac.jp)