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人間生活学科

2022.06.07

児童養護施設「若松園」を訪問しました|社会福祉士課程|人間生活学科

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人間生活学科

学科ダイアリー

授業・研究室

社会福祉を学んでいる3年の学生が、児童養護施設「若松園」(岡山市中区海吉)に見学に行かせていただきました。
児童養護施設は、児童福祉法(第41 条)に基づき、保護者のない児童(原則として乳児を除く)、虐待されている児童、その他環境上養護を要する児童が入所している児童福祉施設です。
児童養護施設は、岡山県内に12か所(全国に612か所)あります。最近は、施設の近くに設置された小規模な民家やアパートなどでの暮らし方が増えています。
子どもたちは、施設から学校や幼稚園に通っていますが、それ以外に余暇や趣味を楽しみ、四季折々の行事や子ども会など地域のさまざまな活動に参加しています。

若松園に到着すると、まずは園長の津嶋先生から、子どもたちが児童養護施設でどのように生活しているのかお話しいただきました。そして、現場で働く社会福祉士の廣瀬さんから、子どもたちの自立支援計画の作成を通してソーシャルワーカーとして大切にしている視点や、専門職としての働きかけなどについてお話しいただきました。
実際の現場に出向き、働いている方々からお話をお聞きすることで、教科書では得られない学びがありました。
これからもこうした福祉現場に出かけて実践的に学びを深めていこうと考えています。

【参加した学生の感想の一部を紹介します】
〇児童養護施設は子どもたちの生活の場であって、できるだけ家庭に近く安心できる場を提供している場所だということがわかった。
〇園長先生が、子どもたちが施設を退所したとき若松園を故郷だと思ってくれれば幸せだ、と仰っていたことが印象深かった。
〇児童相談所に相談があった中のわずか2パーセントしか施設へ入所していないということに驚いた。
〇信頼関係の中で子どもの「したい」「なりたい」を引き出していくことが、ソーシャルワークであるんだと実感した。
〇福祉の仕事をするにあたって、自分のストレスへの対処能力やキャパシティーを客観的に見て、挑むことが大事だと知ったので、利用者だけでなく自分のことも知っていきたいと思った。
〇管理のしやすさではなく、子どもたちが安心して生活できることにしっかり重きが置かれているのだなと感じられた。
〇園長の津嶋先生が「どんな生い立ちであったとしても、生まれてよかったと思えるケア」が児童養護施設でソーシャルワーカーが心掛けるべきことであるとおっしゃっていたことが印象に残った。
〇世界の54か国が法律でしつけとしても体罰を禁止しているのにもかかわらず、未だに日本でも六割の家庭や人々が、しつけとしてならばある程度は必要だと思っているということを知って、まだまだ体罰や虐待に対しての危険度の認識が低いと実感した。
〇「過去は過去として大事、でも、今ある、自分の目の前にいる子どもに向き合うことはもっと大切」というお話の中でのこの言葉は、私の身につけていた色眼鏡を外してものごとを捉えるきっかけとなりました。
〇地域の中の施設という視点も大切であると改めて感じました。地域が施設を、施設の中で生活している子どもたちを、認識して関わり合っていく形は、どの施設であっても大事なことだと思うので、今後このような温かい施設が増えていったら良いなと感じました。

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