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大学院

2022.06.13

【大学院を知ろう|大学院での研究について Part 08】大学院生としての日々|日本語日本文学専攻

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大学院

文学研究科

ブログ「大学院を知ろう」シリーズでは本学大学院で学んでいる大学院生にインタビューし、いま感じていることを語っていただきます。
今回は、4月で大学院2年目を迎えた、日本語日本文学専攻 博士前期課程(修士課程)小林初音さんです。
 
<小林初音さん 日本語日本文学専攻2年生 (近世近代文学分野)>
(インタビュー2022年5月)

―はじめに、小林さんの修士論文での研究テーマやいまの状況を教えて下さい。
太宰治の「パンドラの匣」、「人間失格」における聖書受容について研究しています。たくさんの資料を読み、調べていく中で、まだあまり論じられていない問題を発見することができました。その問題を発見した時は「研究し尽くされたと思っていた対象でもまだまだ解明されていない問題があるんだ!」、と感じてとても嬉しかったです。そして、今は、自分の論を作り上げていくことだけでなく、他の先行研究者の論証のプロセスそのものにも興味を持って考察を進めています。

―大学院進学に繋がった、授業や卒業論文研究等、学部生時代の経験や思いを教えて下さい。
現在、本専攻の長原しのぶ教授の指導のもと、修士論文執筆に取り組んでいますが、学部生時代に受講した「近代文学講読」や「日本文化史」、「キリスト教文学特講」がとても面白かったです。
「近代文学講読」(長原教授)では、太宰や同時代の作家・作品を読み込み、「日本文化史」(同じく長原教授)では、文学とメディアとの関連性や影響関係を学びました。また、長原教授と山根道公教授がそれぞれ開講されていた「キリスト教文学特講」では、キリスト教や聖書と文学作品との関連性を知ることが出来ました。そうした学びの中で、「もっと知りたい、研究してみたい」、という思いがさらに強くなりました。

―学部4年生の時に大学院に進学することに迷いはありませんでしたか?
正直なところ迷っていました。実は学部4年生のちょうど今頃は、大学院進学について魅力を感じながらも就職活動を続けていました。そして、就職を希望していた会社から内々定をいただいたのですが、内々定後、その会社の採用担当者と面談した際、「大学院に進学したいと少しでも思うなら、いまは進学して学んだ方がいい」と勧められました。自分としては少し意外なアドバイスではありましたが、その言葉をいただいたことで、進学を決心することが出来ました。

―実際に大学院で学んでいる現在、どんなことを感じていますか?
近代文学の授業は自身の研究と直接的に関わるのでもちろん興味深いのですが、古代文学や中世文学、日本語学の授業も面白いです。一見自身の研究とは結びつかないように思える内容から、自分の研究のヒントを得ることもあります。そういった意味では、どの授業も楽しく、興味深く学んでいます。
大学院で学ぶようになって、自分が、以前よりももっと深い視点でものごとを見られるようになったと感じています。より深く、また、様々な視点で見る・考えるという態度は、研究でも、就職活動等の日常生活でも活きています。

―在学生や新入生へメッセージがあればお願いします。
今、授業や卒論で何かを研究したり学んだりしていて、分からないこと、知らないことに出会ったとき、「おもしろい!」「もっと知りたい!」と思うならば、ぜひ大学院進学という選択肢も考えてみてください! 自分なりに新しい問いをたて、学術的な研究手法を用いながら向き合い論証していくことの楽しさを経験することが出来ると思います。
(聴き手;日本語日本文学専攻事務担当 前谷明子)

2022年6月1日撮影(大学内)

2022年6月1日撮影(大学内)

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