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英語英文学科

2022.05.19

【卒業生インタビュー】人間らしいところを自分で許してあげたらいい 熊本地震やウクライナ避難者への支援活動について P a r t 3 |英語英文学科

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このシリーズでは英語英文学科の卒業生の方々の学生時代と現在の活躍についてお伝えします。

まず第一回目は、認定特定非営利活動法人AMDAの難波妙さんです。英語英文学科2年生でI.S.A.岡山支部長の蟻正成美さんがインタビューしました。今回はPart 3として、引き続きこれまでの人道支援活動についてのお話です。

−Part 1、2はこちらから
−人間らしいところを自分で許してあげたらいい
蟻正:辛いこと悲しいことがあると、だれでも不安に思ったり、落ち込んだりしますよね。そういう時に難波さんはどのように乗り越えられますか?

難波さん:私も熊本地震の時に、それこそこれもどういうご縁かわからないですが、熊本地震の避難所に熊本のフィルオーケストラでコンサートミストレスの女性バイオリニストが来られて、避難所で演奏をされたんですよ。

その時に、清心グリークラブのクラブソングである「エデンの東」が流れたんです。「喜びにはともに喜び、悲しみにはともに涙す」というところから歌が始まるんですけど、もう涙が止まらなくて、避難所の体育館の後ろで泣くだけ泣いたんですよ。ずっと支援活動をやっていて、堰を切ったように泣きました。

私は泣いてもいいと思うんですよ。泣いてもいいと思うし、「助けて」と言うことも大事だと思います。結構我慢しちゃうじゃないですか、今こんなこと言ったらこの人はどう思っちゃうだろうとか考えてしまいがちでしょう。その人がそう思うか全くわからないのに一人で悶々としちゃったりするとかありますよね。

だけど「助けて」と言っていいし、泣いてもいい。大学を卒業するときに大学の親友から手紙をもらったんですよ。「涙で顔を洗う」というフレーズがその手紙に書かれていたんですが、その言葉も私は大事にしていて、涙で顔を洗って「助けて」と言う。そこから自分で立ち上がっていく。そういう人間らしいところを自分で許してあげたらいいと思うんですよ。

それが自分、そこが自分、これでいいんだ!と思って自分を許すところから自分を大好きになって、そこから泣いて助けを求めて、一歩ずつ生きていけばそれで十分だと思うんです。決して強くなる必要はないと私は思います。

−「平和」は一瞬にして崩れる
難波さん:今回ウクライナの支援活動に行って思ったんですが、いろんな悩みがある。ただ日本だとウクライナのような空爆はない。だから日本は安心できる状況、安全な場所で悩んでいるのだと私は思いました。日本に帰ってきていろんなことがあるけれど、空爆がなかったらいいやと思う。日本には安心できる環境じゃないところもあるけど、少なくとも戦地ではない、と思いました。


あとは「平和」という言葉も積み木のように人が積み上げてきたものだけど、一瞬にして崩れるっていうことを思いましたね。今回のウクライナでのことは、本当に地元の人たちにとっても一瞬のことで、思いもしなかったみたいです。

今回のウクライナでの軍事侵攻は天災とは違うんだから、止めようと思えば止められるんですよ。例えば地震などでは余震があって、ずっと続くわけじゃないですか。熊本地震の時もずっと余震が続いて、いつ震度7がくるのかわからずみんな怯えていた。これは止められない。

戦争は止められるのに「なぜ戦争を続けるんだろう」とずっと思っていました。今回1か月ほどハンガリーの国境で活動していましたが、その中で生き延びてくる人たちのたくましさを学びました。学んだというよりも、これほどまでに過酷な人生を歩まなければならない人たちを目の前にして、言葉が出なかったです。「学びました」とは簡単には言えない・・・そんな簡単な学びじゃないですよね。

−まずは「関心を持つこと」
蟻正:私もニュースでウクライナの状況を頻繁に見るのですが、ニュースの内容と現地での状況に違いはありますか?

難波さん:他大学での講義でも同じような質問がありました。私が答えたのは、「いろんな情報が溢れているから、その中で何が本当なのかということをかぎ分けるセンスを持ってほしい」ということです。そうすると「どうやったらそのセンスは磨けますか?」と質問が返ってきました。

その質問に対しては、私は「とにかく現地にいる人からいろんなことを聞く」ということが一番だと思っています。明らかにフェイクだというニュースもいっぱいあるわけじゃないですか。その中でいろんな情報に触れて、でも軽々しくシェアしたり拡散したりするんじゃなくて、本当の事実は何だろうという気持ちをいつも持っておく。それしかないと思います。

蟻正:私はこれまで災害に遭ったことがなく、実際起きていることに対して実感が湧きませんでした。直接そのような経験をされてきた方々やボランティア活動をされてきた方々のお話を聞くことで、何が現地であったのか肌で感じ取れるような気がするので、そういう経験を私は大切にしたいと思います。

難波さん:そうですね。やっぱり話を聞いたり、自分は全く無関心ということじゃなく、何かそういう形で関心を持ったりすることも、ボランティアに参加するのと同じくらい大切なことで、まず最初の第一歩だと私は思っています。
―P a r t 4 に続く

 
インタビュアー:英語英文学科2年生 蟻正成美さん
I.S.A.(International Student Association)部長。
I.S.A.は世界各地の学生と、お互いの国を理解し合い交流することを目的に様々な活動を行っている。新型コロナウイルスの流行により、以前のような直接の交流はできなくなったが、オンライン媒体を利用してコロナ禍でもできることを見つけて活動している。
I.S.A.岡山支部長として、支部内の会員同士の交流と、海外の方との架け橋となることを目指している。


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I.S.A.(International Student Association)
・ウクライナ緊急募金活動…学内において5月11日~31日まで実施。活動の様子は後日ブログで紹介します。

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