こんにちは。現代社会学科の卒業生(2015年度、日本社会史ゼミ)の原田です。
卒業後は、本学大学院の社会文化学専攻(修士課程)に進学し、修了後は備前市埋蔵文化財・歴史民俗資料館の調査員、2020年には岡山シティミュージアムの学芸員(会計年度職員)を経て、現在、おかやま観光コンベンション協会で学芸員を務めています。
当協会は、岡山市の指定管理を請け、岡山城を運営管理している団体です。現在改修工事中の岡山城ですが、その裏では、展示計画や、オープニングイベントの準備などを行っています。
さて自己紹介はこのぐらいにして…
この場をお借りして、皆さんに「学芸員」のお仕事についてご紹介したいと思います!
いきなりですが、学芸員と言えば、みなさんはどんなイメージを持たれますか?
他人と接することが少ない事務的なお仕事?
デスクに座って本ばかり読んでいるのでは?
たしかに1日中書類とにらめっこしたり、ひたすら参考文献を読んだりする日もありますが、実は意外とチームワークが求められ、かつ体力がいるお仕事です。
たとえば、展覧会やイベントの準備では、館内の職員、企画元、美術品輸送業者、広報メディアの方たちと密に連絡を取り合い、調整していく必要があります。また、調査で1日中立ちっぱなし、歩きっぱなし、結構な重量のある荷物を運ぶこともしばしば……。どの作業も1人ではできないことばかりで、コミュニケーション能力やスタミナが必要になります。
また、ひとくちに学芸員といっても、お仕事はさまざまです。次回はそのことについてお話したと思います。
(後篇につづく)
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