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人間生活学科

2022.04.04

【WEB卒論】人間生活学科の卒論シリーズ④学生からの報告(生活文化学研究室、生活環境学研究室)

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人間生活学科

学科ダイアリー

授業・研究室

人間生活学科のweb卒論シリーズの第4回目は、卒業論文・研究に取り組んだ学生からご報告します。
 

今回は生活環境学研究室と生活文化学研究室(生活環境学コース)の3名の卒論をとり上げました。
 

まず、生活環境学研究室 、瀬島菜々香さんの「商店街が人を呼ぶ居住しやすいまちづくり―総社市商店街を事例として―」です。
 

【概要】

「居住しやすさ」の観点から総社商店街の今後の在り方について研究しました。これは商店街に空き家を活用した新店舗が増えていると感じたことがきっかけです。昔の地図や写真から、総社商店街の変遷を分析しました。この研究から現在の総社は総社商店街を中心に形成され、長らく生活に必要な商店や公共施設が集う中心的な地区として発展してきたことがわかりました。総社商店街は好立地で暮らしやすい商店街であるという特徴が見えてきたので、今後は地域住民の憩いの場となるように空き家・空き店舗を活用していくという提案を考えました。
 

【学び】

先輩方の発表を聞くたびに自分にできるか不安な部分もありましたが、先生や友達の支えもあり無事完成させることができてほっとしています。生まれ育った総社について知っているようで知らないことが多く、改めて総社は暮らしやすい街であることを実感しました。私の研究から少しでも総社商店街の魅力が伝わったら嬉しいです。

空き家・空き店舗を活用したお店が増えてきている総社商店街。写真は「旧堀和平邸」で、日替わりカフェの「つながるカフェ線」でおいしい食事を楽しむことができます。

空き家・空き店舗を活用したお店が増えてきている総社商店街。写真は「旧堀和平邸」で、日替わりカフェの「つながるカフェ線」でおいしい食事を楽しむことができます。


次に、生活文化学研究室、三井寧々さん「大豆ミートの普及に関する研究」です。
 

【概要】
普段食べている食肉が不足する事態が迫っていると知ったことがきっかけで、大豆を原料とした大豆ミートの普及方法について研究しました。食肉や大豆の消費状況、環境問題に対する課題意識について検討したところ、若者にアプローチすることが、普及効果に期待がもてると分かりました。そこで、高等学校の家庭科と総合的な探究の時間を関連付けながら、大豆ミートについて知識を身に付けたり実際に調理して味わったりする指導計画を検討・立案しました。単に環境問題に関する知識を身に付けることにとどまらず、家庭科で五感を使って学ぶことで行動変容が期待できると考えたからです。
 

【学び】 
対面での授業やゼミが困難な状況だったこともあり、当初は研究や論文作成に対する不安や心配もありました。ただ、書き終えて振り返ると、卒業論文は4年間の成果が顕著に表れるものだと感じました。普段から課題に対して誠実に向き合うことや、学びの中で自分が興味を持てることを見つけることが重要です。論文執筆は大変ですが、1年以上取り組んできたテーマには愛着がわき、題目を見るたびに自分の努力を思い出すことができることから、頑張ってよかったと感じています。

最後に、生活文化学研究室、木村恵理さん「性別に囚われない化粧行動が普及するには」です。
 

【概要】
現在、女性は化粧をするべき存在、男性は化粧をするべきではない存在と概ね認識されています。しかし、美しさを求めることは性別に関係なく人間として求める当然の行為です。そこで、性別を問わず化粧をしたい人ができる世の中にするためには、まず男性化粧を普及させる必要があると考え、研究を行いました。男性化粧に関する女子大生の意識調査から、男性化粧を受容している女性は多く、男性自身にも化粧意欲のある人が多いという実態が明らかになりました。この結果を踏まえ、販売促進や広告、教育によって男性化粧の普及を促すための提案を行いました。

 

【学び】
本研究において難しかったことの一つは、男性の意見を募ることでした。しかし、女性視点の調査を行ったことで、男性化粧自体は受け入れられつつあるが普及には至っていないという現状を踏まえ、提案を行うことができました。この研究が糸口の一つとなって、性別を問わず化粧ができる社会が実現することを願っています。

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