学長メッセージ

新入生の保護者の皆様
お嬢様のご入学おめでとうございます。

本学では４月２日に新入生の皆様をお迎えして、入学式を挙行いたしましたが、新型コロナウイルスによる感染拡大防止の一方策として保護者の皆様の入学式会場へのご出席をご遠慮していただくようにいたしました。ご理解を賜りまして感謝申し上げます。

入学宣誓式で申し上げたように、本学は聖ジュリー・ビリアートによって１８０４年に設立されたナミュール・ノートルダム修道女会を設立母体としております。本学園の起源は１９２４年、修道会のアメリカ・ウオルサム管区から岡山に派遣された６名の修道女が、ショファイユの幼きイエズス会から清心高等女学校の経営を引き継いだことに始まりました。
現在、大学２学部６学科、大学院２研究科博士後期課程２専攻、修士・博士前期課程６専攻を設置しております。ありがたいことにおかげをもちまして、大学は地域に支えられながら、また、卒業生の尽力により社会的に高い評価を得て、順調な実りを結んでおります。

これから４年間のお嬢様の本学での学びをご支援いただきますことを感謝申し上げます。そのことに思いをいたし、私たち教職員は、心を込め、一丸となり、責任をもってお嬢様のさらなるご成長を願います。
社会に出てゆく数年間を、知的、社会的に伸長する学びの期間となるよう努めてまいる所存でございます。
　　　　　　　　　　
本学では、キャリア・サポート体制を通じて、就職支援が整っており、例年、就職率は高く、全国の大学でも上位に入っております。また、それぞれの学科において一定の条件を満たせば、種々の資格・免許が取得できます。それぞれの目標に向けての努力を支えるための奨学金もいろいろ用意されています。

本学ならではの特徴として、５大陸にわたるナミュール・ノートルダム修道女会の教育ネットワークと繋がっており、そのネットワークを通じて、世界の動きが的確に理解でき、日本とそれぞれの国の双方向型のコミュニケーションを駆使して、豊かで多様性に富んだ学びの体験が可能になっております。

岡山の地に根ざし、ローカルのきずなを大切にしながら、グローバルに羽ばたくノートルダム清心女子大学をめざしてまいります。