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人間生活学科

2022.03.18

【WEB卒論】人間生活学科の卒論シリーズ③学生からの報告(経営経済学研究室)

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WEB卒論

人間生活学科のweb卒論シリーズの第3回目は、卒業論文・研究に取り組んだ学生からご報告します。

今回は経営経済学研究室(経営経済コース)の4名の卒論をとり上げました。

まず、尾本菜月さんの「児島の魅力の再発見とSNSでの情報発信の提案」です。

【概要】
近年、SNSの利用が急増し、企業もSNSを活用した情報発信をおこなっている。そこで本研究は、とくに観光業におけるSNSによる情報収集や消費行動のあり方に着目した。自身の住む街である児島の観光資源がインスタグラムでどのように紹介されているのか、それらの情報を分析した。次に、自身でより魅力的な表現や情報となるコンテンツを作成し、双方の比較を踏まえ、効果的な情報発信のあり方を提案した。

以上の手続きから、観光の利用ツールとしてのインスタグラムの影響と効果を確認すると同時に、児島の有する観光資源を取り上げ、インスタグラムを通じた魅力ある情報発信となりえることが明らかとなった。
 

【学び】
卒論完成まで不安になることも何度もあったが、調査に協力いただいた方や指導下さった先生をはじめ、多くの方に支えられやり終えることができた。卒業論文を通して、インスタグラムというツールを活用することで、児島の魅力を再発見し、それらの価値が伝わるよう広く情報発信することの重要性を確認した。

児島での観光資源を調査しながら、自身で作成したインスタグラムでの投稿において、文言、写真等、細かい点に目を配り、提案できたと考える。児島は自身の住む街でありながらも、研究を通じて魅力を新たに発見でき、ますます愛着のもてる好きな街となった。

児島の観光資源を提案した投稿内容の一部(筆者作成:東屋展望台からの瀬戸大橋)

児島の観光資源を提案した投稿内容の一部(筆者作成:東屋展望台からの瀬戸大橋)

児島の観光資源を提案した投稿内容の一部(筆者作成:タコ専門店のnanahuku)

児島の観光資源を提案した投稿内容の一部(筆者作成:タコ専門店のnanahuku)

次に、角名咲さんの「大学低学年の『働くことへの意識』醸成に関する実践研究-公民館との協働イベント「はたらくかふぇ」の運営を通じて-」です。

【概要】
大学低学年のころは「働くということに関する意識が低いのではないか」という問題意識を持っていた。大学での講義、自分の周りの人の意識などを踏まえ、大学低学年から働くことへの意識を醸成する必要があると考えた。

そこで、「はたらくかふぇ」という対話イベントを企画・実施し、参加前と参加後の意識をアンケートデータで比較することにより、その効果を検証した。論文では「『はたらくかふぇ』を行うことで、大学低学年生の働くことへの意識を醸成させることができる」という仮説は一定の妥当性を持つ、あるいはその可能性があると結論付けた。
 

【学び】
「はたらくかふぇ」の実施を通して、実際に参加すれば、企画の魅力を実感してもらうことができるにもかかわらず、チラシや広報の段階で魅力を伝えることが難しいということを学びました。参加した学生からは、参加してよかったと言ってもらえましたが、参加すればどのような利益を得ることができるかなどの魅力を事前に言葉で伝え、さらに参加する気になってもらうことは想像以上に大変であるということが理解できた。

はたらくかふぇ 事前説明

はたらくかふぇ 事前説明

はたらくかふぇ ディスカッションの様子

はたらくかふぇ ディスカッションの様子

木村弥与さんの「飲食店における集客のプロモーション戦略に関する研究~インスタグラムとチラシの活用を通じて~」です。

【概要】
本論文は、小規模飲食店における有効な集客方法は何かについて、実践研究を行ったものである。調査対象店舗となる店は実家が営む、すし店である。既存顧客の高齢化が進み、将来客足が増加する見通しがつかない為、新規顧客をより多く獲得するという目標を設定した。

方法としてはインスタグラムと紙媒体のチラシを活用し、プロモーション戦略の実践活動を行った。客層を新規客・既存客に分け、実践活動によって得られた反応に関するデータを分析することによって、それぞれに効果的なプロモーションは何かについての結論を導いた。

【学び】
様々なプロモーション方法がある中で、認知から来店へ繋げる事の難しさを痛感した。研究の中では、予想していない所で反応を得ることがあった。このことから、考えに縛られることなくまずは行動を起こす事が重要であると感じた。今回もロイヤルカスタマーを増やす為に効果的な集客プロモーションを実践していきたい。

インスタグラムのストーリー広告で実際に利用した画像(調査対象店舗のインスタグラムより)

インスタグラムのストーリー広告で実際に利用した画像(調査対象店舗のインスタグラムより)

ポスティングで配布したサービス券付きチラシ(筆者作成)

ポスティングで配布したサービス券付きチラシ(筆者作成)

最後に、杉本悠生香さんの「現代社会におけるラジオの存在意義-メディア多様化を生き抜くための取り組み-」です。

【概要】
若年層を中心に「ラジオ離れ」は進行しており、インターネットやデジタル機器の台頭により、メディアとしてのラジオの地位はますます低下している現状がある。本研究では、メディアが多様化した現代社会におけるラジオの存在意義とは何か、コミュニティ・ラジオの歴史や現在の取組みを着目するとともに、ネット時代のラジオの新しい取組みについて明らかとした。

また岡山県におけるラジオ各局の活動から地域密着性が大きなメリットとなっている点を導いた。さらに災害時のラジオの重要な役割について、東日本大震災や西日本豪雨でのラジオ放送局の取組みを確認し、ラジオの存在意義を改めて問い直すことができた。

【学び】
卒論の作成にあたって、新型コロナの影響でオンラインでのゼミが主流となったことは不安要素の一つだったが、変わらない先生の熱心なご指導のおかげで無事にやり終えることができた。ラジオ好きが故に取り組んだ題目だが、地域密着型のメディアあるラジオが自然災害の多い日本においては今後も重要なメディアであることを再確認することができた。

現代では多くのメディアがあり、聴衆者は減少しているものの、ラジオはネットとも連動するなどしてさまざまな新しい取り組みを行っている。ラジオの素晴らしさや楽しさを知ってもらいたいと強く願いながら執筆した。

エフエムくらしき緊急告知FMラジオ「こくっち」

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