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現代社会学科

2022.01.29

阪神淡路大震災から27年の追悼行事 |現代社会学科|現代社会学コース(宗教社会学)|福田雄講師

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学科ダイアリー

社会連携・研究

社会連携

 阪神淡路大震災の追悼行事に参加するようになって10年以上が経ちます。例年、地震が発生した時刻には、神戸市中央区にある東遊園地で「1.17のつどい」に参加してきました。今年は初めて神戸市長田区のカトリックたかとり教会という教会で午前5時46分を迎えました。この教会の聖堂は27年前の地震とその後の火事で消失しましたが、キリスト像だけが焼け残ったことでよく知られています。その後この教会はボランティアが集う重要な復興拠点となりました。

 この教会で毎年行われている「1.17 追悼と新生の祈り」という追悼行事は、キリスト教と仏教の合同で行われています。聖堂の中央のテーブルには、ロウソクの火が捧げられますが、そこには焼香台もおかれ、僧侶の読経がひびくなか追悼行事が行われます。今年も多くの人がこの行事に参加していました。日本人神父による聖書朗読のあとには、ベトナム出身の方がベトナム語で同じ聖書の箇所を朗読しました。じつは神戸市の長田区は、地震前からベトナムや朝鮮半島出身の人々が多く住む町でした。様々な文化や宗教をもつ人が集い、ともに追悼するこの行事から私たちが学ぶことはたくさんあると思います。
 学科が開講する現代社会学特講Ⅱという授業では、「災害と宗教の社会学」というサブテーマを設定しています。関東大震災、阪神淡路大震災、東日本大震災といった大災害と日本社会はどのように向き合ってきたのか、また諸宗教はどのような形で震災後の社会とかかわってきたのかを15回の講義を通じて考えます。過去の災害から学び、助け合う社会をつくるヒントをともに学んでいきたいと思います。


現代社会学科
福田雄講師(教員紹介)
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