食品栄養学科

こんにちは。学生広報スタッフSPARKLEの徳見です。食品栄養学科の2年生で、毎日管理栄養士になるための勉強をしています。

今回は、12月21日(火)に私が受講している給食経営管理論実習（食品栄養学科2年対象）で実施した給食についてレポートします。

この日の給食はクリスマスにちなんだメニュー。季節感のある献立で、とてもわくわくする給食でした。

【今回の献立】
・ご飯
・タンドリーチキンブロッコリー添え
・キャベツのフレンチサラダ
・ミネストローネ
・みかん

「給食経営管理論実習」は、講義で学んだ給食運営に関する知識をもとに、学内の給食実習施設で実習を行います。実際の現場を想定した施設なので、1年生で行った調理室よりも広く、扱う道具類も大きく、大量調理専用の機器類もあります。

実習1回あたり11～12人でグループを組んで計画・実施を行います。給食を提供するまでには献立作成、栄養価計算、価格計算、作業工程の作成、食材料の発注など様々なプロセスがあるので、グループ内で役割を分担して準備を進めていきます。献立作成では、旬の食材を取り入れるなど学生同士様々なアイディアを出し合って作成していきます。50食という、私たちにとって初めての量の食事提供なので、帳票類という書類作成だけでも大変です。実施まで学生同士で何度も話合いを重ねて、当日に向けた準備をしていきます。

実習当日には、最初に健康チェック、その日の作業工程の確認などを行い、衛生管理に十分に注意を払いながら調理作業を進めていきます。想像以上に食材料の量も多く一つひとつの作業にも時間がかかります。

食事に対する評価を知るために、喫食者アンケートも実施します。また、栄養情報の提供として、卓上メモを作成して食事をしている方に見ていただいています。卓上メモは、献立や栄養についてわかりやすく伝えるように工夫しています。

実習終了後は、実際に使用した食材料から栄養価計算や価格計算を行い、予定との違いを確認します。またアンケートもまとめて、次回に向けて改善点などを検討します。

「給食経営管理論実習」は計画から実施、まとめまでを基本学生が主体的に行うので、戸惑うことや大変なことが多いですが、給食提供時に喫食者の方から「美味しかったです」と声をかけていただくと、とてもやりがいを感じ、頑張ってきてよかったと実感できる授業です。