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日本語日本文学科

2021.10.08

文学研究を極める! -日本語日本文学専攻「中間発表会」の報告-

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大学院

文学研究科

文学研究を極める!
-日本語日本文学専攻「中間発表会」の報告-

ノートルダム清心女子大学大学院
文学研究科日本語日本文学専攻教員
尾崎喜光

 在学生や高校生の皆さんは「大学院」という言葉を聞いたことがあるでしょうか?
 日本語日本文学科では、3年生までのさまざまな学びを土台として、4年生になると卒業論文を書きます。3年生までの各科目の学びはおもに「勉強」ですが、卒業論文は「勉強」というよりも「研究」です。まだ誰も明らかにしたことがないことを少しでも明らかにすることを目指すからです。
 「研究」の面白さを知ると、それをもっと極めたいという思いが沸いてきます。そうした思いを持つ学生が、大学を卒業してからさらに研究を深める場が「大学院」です。
 大学院でもいろいろな科目の学びをしますが、割くべき時間のウェイトは何と言っても「研究」が中心です。
 担当教員から毎週あるいは日々指導を受けながら自分でコツコツと研究を進め、2年後にはその研究成果を「修士論文」という形で結実させます。
 研究を進める過程では、自分ではなかなか気づきにくい欠けがあるかもしれません。それを克服して完成度の高い修士論文とするためには、いろいろな教員や学生に自分の研究を聞いてもらい、意見をもらうことが重要です。
 そうした機会の一つとして、日本語日本文学専攻(「専攻」とは「学科」に相当する組織です)では「中間発表会」を毎年数回設けています。今年の秋は、9月18日(土)の午後にオンライン形式で行いました。(なお最終学年以外は「計画発表会」です)
 現在2年生が4人、1年生が1人いますが、それぞれ20分の発表を行い、15分の質疑応答を行いました。
 発表者と発表題目は次のとおりです。今年度の大学院生の中には日本語学を研究している人はたまたまいませんが、その分野の研究をすることももちろん可能です。

・小林初音:太宰治「パンドラの匣」および「人間失格」における聖書受容
・花谷美紅:「五香宮記録」にみる支配層との関係
・末森裕美:『風土記』におけるオホナムチの御子神説話
・大森礼子:『万葉集』における山部赤人「富士讃歌」の考察
・難波礼子:『源氏物語』の仏教と人物造型について-紫の上と女三の宮を中心に-


 いずれも専門性の高い発表であり、「研究を極め始めるとこの水準までいくのか!」と感心しながら聞きました。
 質疑応答も活発になされ、これを受けて改善すると完成度が高くなるだろうという感想を持ちながら参加しました。多くの研究者に参照される論文となることを期待します。

大学院生室(研究室)で発表会に参加する大学院生たち

大学院生室(研究室)で発表会に参加する大学院生たち

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