あまり知られていませんが、実はコミュニケーションの根幹を学ぶのに最適なのが、ポスター。
実践型講義を多く取り入れる本学の中でも、かなりユニークなマーケティングコミュニケーション論の講義。
今年度は、対面授業以上に創意工夫を凝らしたオンライン授業により、「デザインを全く教えずにポスターを制作する」という野心的な課題設定をしました。
テーマ|人間生活学科についてPRする
判型 |A4 (縦横自由)
コミュニケーションとは「何か」を伝えること。
伝わるためには、何を伝えたいのか?が明快になっていることが、必須条件。
すなわち、まずデザインを始める前に、戦略をしっかりと体系立てて作れることが大切なのです。
優れた広告からその戦略を読み解くデコンストラクション(再構築、転じて逆読み)という手法を用い、戦略と表現の連関性をしっかり学んだ後、この課題に楽しく積極的に取り組むことができました。
ほとんどの学生が、初めてだったポスター制作。
ほぼ全ての作品が、素晴らしく伝わるポスターになりました。
今回、みなさまにその中の一部の作品を紹介します。
「伝えたいこと」が明確になれば、それに沿って「テキスト・ビジュアル」という道具を使って「レイアウト」することになります。
ぜひポスターを見て、その背後にあるそれぞれの戦略(誰に何をどう伝えるか?の詳細)をぜひ読み解いてみてください。
作品A はじめの第一歩。 人間生活学科経営経済学コース2年 安藤あさひ
作品B あれも、これも、人間生活。 人間生活学科経営経済学コース2年 金島礼奈
マーケティングは時代の鏡、コミュニケーションは今この瞬間の沸点です。
基本は本質、今の時代にも活きるこれまでの人たちの叡智を、今からを担うデジタルネイティブの学生たちに、これからもしっかりと伝え続けていきたいと思います。
ご質問、ご意見をぜひお寄せください、学生さんを含め広くお待ちしております。
・ノートルダム清心女子大学 BULLETIN206号に深谷信介教授が紹介されました。
9頁「新任者に聞く!深谷信介教授 いろいろな「窓」を開けて見ることの大切さを伝えたい」
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