遠藤周作没後25年にあわせて発刊された『遠藤周作事典』(鼎書房)は、本学で遠藤周作研究を行うキリスト教文化研究所 山根道公教授、日本語日本文学科長原しのぶ教授が執筆を担当し、山根教授は「沈黙」「遠藤郁」等、長原教授は「反逆」「美星町」等の項目を執筆しています。
また、卒業論文で遠藤周作を取り上げ、卒業後も遠藤周作学会と関わる日本語日本文学科の卒業生3人も関連項目を執筆しています。
▶【著書紹介】キリスト教文化研究所/日本語日本文学科|山根道公教授、長原しのぶ教授『遠藤周作事典』
事典には2020年に遠藤周作文学館(長崎市)学芸員の文学部日本語日本文学科63期(2015年3月卒)川﨑友理子さんが発見した未発表小説「影に対して」が収録され、本学キリスト教文化研究所の山根道公教授が「影に対して」の項目を執筆しています。
川﨑友理子さんは「満潮の時刻」「文学館」の項目を執筆しました。
▶【メディア】遠藤周作文学館学芸員の本学卒業生 遠藤周作未発表原稿を発見
また、文学研究科 日本語日本文学専攻 博士前期課程2015年3月修了、竹原陽子さんは「原民喜」「モジリアニの少年」、人物「原民喜」「野村英夫」の4項目を執筆しました。
竹原さんは、本学在学中に行っていた遠藤周作文学研究から、遠藤が出会って大きな痕跡を残されたという広島出身の詩人 原民喜の文学研究へ入り、様々な文芸雑誌で論評を発表しています。『三田文学』夏季号(2021年7月)原民喜没後70年特集では、「原民喜「夏の花」の発表」を寄稿しています。
▶【卒業生の活躍】映画『微塵光―原民喜』に出演|本学卒業生の竹原陽子さん
卒業論文で遠藤周作論を扱った日本語日本文学科 57期(2009年3月)井上万梨恵さんも卒業論文に関わる項目「万華鏡」「ニューサイエンス」を執筆しました。
当事典はキリスト教文化研究所に配架予定です。学生の皆さんはぜひ手にとってご覧ください。
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