玉島市民交流センター(岡山県倉敷市玉島)では、7月の季節の恒例行事となっている「七夕まつり」が、6月26日(土)から7月11日(日)まで実施されました。
ロビーには、仙台のおかみさん会から譲り受けた「七夕飾り」が展示され、織姫の織り糸をイメージした「吹流し」や厄除けのために作られる「紙衣(かみごろも)」の飾りが、季節の風情を演出しました。
さらに今年度は、交流棟1階の美術展示室において、県立玉島高等学校の書道部による作品展が開かれました。これらの作品では、日本で最古の和歌集『万葉集』における「七夕」の歌が展示されましたが、これらは、日本語日本文学科の東城敏毅教授が、『万葉集』に収載されている七夕の歌約130首から13首を選出したものです。それを県立玉島高等学校の書道部の部員たちが流れるような筆遣いで作品に仕上げました。東城教授の解説とともに、どの作品にも、生徒自身がどのような思いを込めて書いたのか、また工夫した点などを紹介した解説文が添えられており、万葉歌と書のコラボを楽しみました。
3年 H.M.さんの作品
「我が背子にうら恋ひ居れば天の川夜舟(よふね)漕ぐなる梶(かぢ)の音聞こゆ」
3年M.R.さんの作品
「彦星し妻迎へ舟漕ぎ出(づ)らし天の川原に霧の立てるは」 (山上憶良・1527番歌)
(撮影:東城敏毅)
玉島放送 たまテレちゃんねるで「七夕まつり」が紹介されました。こちらもご覧ください。
▶玉島市民交流センター 七夕まつり始まる(たまテレ 玉島放送ホームページ)
・日本語日本文学科
・東城敏毅教授(教員紹介)
・玉島市民交流センター
・たまテレ 玉島テレビ放送(ホームページ)