2021.03.25
人間生活学部食品栄養学科の林 泰資教授がゼライス株式会社(本社 宮城県多賀城市)と共同開発した「アレルギー性鼻炎の予防及び/又は治療薬」が2020年3月6日に特許登録されました。
林教授は、生理学・薬理学の研究が専門で、2018年度から同社との共同研究に取り組んでいました。
林研究室とゼライスの研究チームは、コラーゲンの特殊な加水分解反応で得られるコラーゲントリペプチド(CTP)が、アレルギー性鼻炎の予防・治療に有効であることを、鼻炎モデルマウスを用いて明らかにしました。CTPは優れた皮膚浸透性、コラーゲン・ヒアルロン酸の産生促進作用などを有し、アトピー性炎症の軽減にも効果があることが知られています。林教授はCTPの抗炎症作用に着目し、モデルマウスを用いてアレルギー性鼻炎に対する作用を検討してきました。今回の研究で、CTPの経口投与がくしゃみや鼻掻きなどの鼻炎症状を軽減すること、またIgE抗体の産生を抑制することを明らかにしました。
本特許は、2019年4月にノートルダム清心学園と同社が特許庁に共同で出願していました。この発明により、健康補助食品であるCTP摂取によって、花粉症などのアレルギー性鼻炎が軽減できる可能性があります。
【発明の名称】アレルギー性鼻炎の予防及び/又は治療薬
【出願番号】特願2019-070996
【出願日】2019年4月3日
【特許番号】特許第6671671号
【登録日】2020年3月6日
【発行日】2020年3月25日
【発行国】日本国特許庁(JP)
【発明者】林 泰資、酒井 康夫(ゼライス)、山本 祥子(ゼライス)
【出願人】学校法人ノートルダム清心学園、ゼライス株式会社
林教授は、生理学・薬理学の研究が専門で、2018年度から同社との共同研究に取り組んでいました。
林研究室とゼライスの研究チームは、コラーゲンの特殊な加水分解反応で得られるコラーゲントリペプチド(CTP)が、アレルギー性鼻炎の予防・治療に有効であることを、鼻炎モデルマウスを用いて明らかにしました。CTPは優れた皮膚浸透性、コラーゲン・ヒアルロン酸の産生促進作用などを有し、アトピー性炎症の軽減にも効果があることが知られています。林教授はCTPの抗炎症作用に着目し、モデルマウスを用いてアレルギー性鼻炎に対する作用を検討してきました。今回の研究で、CTPの経口投与がくしゃみや鼻掻きなどの鼻炎症状を軽減すること、またIgE抗体の産生を抑制することを明らかにしました。
本特許は、2019年4月にノートルダム清心学園と同社が特許庁に共同で出願していました。この発明により、健康補助食品であるCTP摂取によって、花粉症などのアレルギー性鼻炎が軽減できる可能性があります。
【発明の名称】アレルギー性鼻炎の予防及び/又は治療薬
【出願番号】特願2019-070996
【出願日】2019年4月3日
【特許番号】特許第6671671号
【登録日】2020年3月6日
【発行日】2020年3月25日
【発行国】日本国特許庁(JP)
【発明者】林 泰資、酒井 康夫(ゼライス)、山本 祥子(ゼライス)
【出願人】学校法人ノートルダム清心学園、ゼライス株式会社