これまでの【WEB卒論】児童学科 はこちらをご覧ください。
【WEB卒論】児童学科①|美術研究室「卒業制作展」―努力が実を結ぶ―
【WEB卒論】児童学科②|音楽研究室「卒業論文研究発表会」―体全体で表現―
■児童学科の学び
「学術的な児童学の学び」「実践的な教職・保育職の学び」の二つの学びで構成されています。
まず1年生では児童学6領域の基礎を身に着け、2年生では研究法をはじめとする、より専門的な科目を学び、3年生で研究室の所属を選択し専門性を高めていきます。そして、これまでの学びを通して、4年生では自ら研究テーマを探求し、卒業研究を完成させます。同時に4年間を通して、ボランティア実習、保育実習、教育実習を行い実践力も身に着けていきます。
■児童学科の卒業研究とは?
大学における4年間の学業生活の最終的な成果として、心理学、特別支援教育・児童福祉学、教育学、文化学、美術、音楽の諸研究領域のなかから研究主題を見出し、研究し、論文または作品、演奏にまとめ、これを発表会において発表します。
■卒業論文研究発表会
2021年2月9日(火)、児童学科の卒業論文研究発表会は、「心理学研究室」「特別支援教育・児童福祉学研究室」「文化学研究室」「教育学研究室」「美術研究室」の発表会でした。
発表は研究室ごとに分かれ、パワーポイントで内容を説明する研究室や、ポスター発表の形をとる研究室がありました。3年生たちは、所属ゼミの先輩の発表あるいは興味ある研究発表を熱心に聞き、これからの自分の卒業論文研究の参考にしていました。1・2年生も積極的に参加し、学びを深めていました。
今回は、ポスター発表の様子をお伝えします。
【心理学研究室】
ヒトの心を理解するための調査・観察・実験研究などの方法を用いて、基礎、発達、臨床心理学など、 幅広い分野について学びます。心理学科と同等の学びが得られる「認定心理士」を取得可能です。
心理学研究室
卒業論文タイトル |
自動思考・スキーマと社会的スキルが児童の抑うつに与える影響 |
日常におけるデジャヴュ体験頻度と虚記憶の関連性 |
ファン心理とファン行動が友人関係におけるコミュニケーションスキルに与える影響 |
習字教室における子どもの姿-習字教室という場における人と人との関わり- |
幼児の交渉術-親からの譲歩を導く術に着目して- |
森のようちえんにおける「自由さ」について~森のようちえんに通う幼児の姿から~ |
遊びの中で見られるA児の世界観 |
絵画製作に現れる子どもの世界~自身の絵画作品から~ |
子どものことは子どもが一番わかっている |
新たな母娘関係の形成 -友達親子のプロセスに着目して- |
虐待事件における女子大学生の意識調査-埼玉県伊奈町の4歳心ちゃんの事件を取り上げて- |
ポジティブシンキングにおける楽観性と自己肯定感との関連 |
大学生の抑うつ傾向とSNS依存が心の健康に及ぼす影響 |
両親の夫婦関係と女子大学生のストレスとの関係性 |
過去の育児に関する経験や知識が育児不安に与える影響 |
対人関係における思いやりの必要性と対人不安との関連について |
𠮟り方と信頼関係が反省感情に及ぼす影響 |
道徳性と向性(内向・外向)が女子大学生の恋愛行動に及ぼす影響 |
ひとりで過ごすことの意味づけと主観的幸福感が女子大学生の対人スキルに与える影響 |
SNSの利用頻度とそのストレスが女子大学生の友人関係満足度に及ぼす影響 |
過去の親子関係及び社会的スキルが女子大学生の自己肯定感に及ぼす影響 |
母娘関係と社会的スキルが女子大学生の対人不安傾向に与える影響 |
【特別支援教育・児童福祉学研究室】
特別支援教育・児童福祉・小児の健全育成の3つのテーマを探究していきます。教育や保育、福祉の現場を訪れ、体験を通じた学びを展開しています。
卒業論文タイトル |
通常学級の児童と特別支援学級の児童の「逆交流」の現状とその意味 |
吃音が生じる環境要因の研究~「ありがとう」という言葉をもとに~ |
自閉症・情緒障害特別支援学級の交流及び共同学習についての研究ー児童生徒たちが協同的に学べる要因ー |
保育者としての在り方の研究~思いを表現しにくい幼児との関わりを中心に~ |
幼稚園の特別支援教育~周囲の子どもたちの中での成長~ |
様々な人が豊かに生きるためのつながりを生み出す要因~地域と支援学校のつながりから~ |
日本におけるフルインクルーシブ教育の可能性~全盲の児童の実践を例に~ |
ユニバーサルデザインの視点を取り入れた授業とは |
重度知的障がいのある子どものキャリア発達~連絡帳記述の分析から~ |
子どもの豊かな育ちを支えるための社会教育におけるボランティアスタッフの在り方 ~子どもに向けるまなざしの変遷を通して~ |
幼児期におけるLGBT絵本 |
自死から考えるデス・エデュケーションについて |
小学校におけるヤングケアラー支援に関する一考察-女子大学生の意識調査を通して- |
女子大学生の自己肯定感と友人関係の取り方について |
集団での活動に制限のある教育環境における集団性の高め方に関する一考察 |
ユニバーサルスポーツの普及における課題と可能性 -シッティングバレーボールとブラインドサッカーの違いを参考にして- |
学校での着替え場面における衣服の整理整頓に対する支援 |
拗音の読み書きに困難を示す児童に対する支援方法の検討 |
拗促音表記の書字に困難を示す児童への支援 |
算数文章題の読み取りに困難を示す児童への支援 |
特別支援教育を通して考えるICTの可能性 |
就学前の「気になる子」への集団適応を目指した支援の現状と課題 |
促音を含む単語の書字に困難を示す児童に対する指導 |
大学生の生活習慣と朝食接種の関係 |
早期教育の変遷 |
女子大生の将来のキャリアパターン |
小規模校をいかに強みにするか |
障害のある子どもと家族が共に生活することは家族にどのような影響をもたらすのか |
【美術研究室(論文ゼミ)】
絵画ゼミでは、油絵を中心にデッサン、クロッキー、彫塑など、造形表現の基礎を学び、卒業制作を行います。論文ゼミでは、美術教育に関する理論的・実践的研究を行なっています。(絵画ゼミのWEB卒論はこちら)
卒業論文タイトル |
色が与える印象と影響から考える子どもにとって効果的な色彩環境とは |
フォントが与える視覚的イメージと効果について-園内での掲示物に生かすためには- |
色彩と感情について |
仕掛け絵本の課題と展望-絵本製作「さるかにばなし」を通して- |
子どもの成長段階に適切な玩具の変化に関する研究 |
ジブリ作品を通して考える、親の子どもへの関わりと視覚的変化 |
図画工作科の苦手意識の克服に向けた工夫 |
スタジオジブリ作品の分析と幼児教育への活用の可能性及び課題 |
児童の意欲・関心を高める工夫についての研究-図画工作科の授業における協働的な学習の効果- |
近隣諸国の大人の私服と子ども服について |
次回は、「卒業論文発表会【文化学研究室】【教育学研究室】」を紹介します。
【WEB卒論】児童学科④|卒業研究 登壇しパワポで説明!