学部での学びの総決算である卒業論文を書き終え、さらに深く研究したいと思う学生には「大学院」が用意されてます(もちろん「入学試験」というハードルはあります)。このうち、卒業後すぐに進む博士前期課程(修士課程)は2年間のコースです。こうした大学院で学んでいる学生のことを「大学院生」、あるいは短く「院生」と呼んでいます。
大学院生の最終目標は、2年間の研究成果をまとめた修士論文の作成です。
より充実した研究とするためには、指導教員による日々の研究指導も重要ですが、ときには幅広い教員等から意見や助言を受けることもまた重要です。
そのため各専攻では中間発表会を設けています。本専攻では今年2月19日(金)に今年度の中間発表会を行いました。
尾崎喜光教授(日本語日本文学専攻主任)
今年度は新型コロナウイルス感染症対策のため、Zoomによるオンライン開催としました。参加者は、発表者4名(いずれも博士前期課程1年)、他学科を含む教員9名、学部学生3名の計16名でした。
今年は発表者が4名と多かったため、一人当たりの発表時間を20分、質疑応答を15分とし、本専攻の東城敏毅教授の司会により進めました。
東城敏毅教授
限られた時間の中で必要なことを分かりやすく説明するためには、事前の入念な準備が重要です。4人とも発表のリハーサルまでしっかりとしていたようです。こうした入念な準備により、全員水準の高い発表ができたように思います。私たちが使える時間はすべてにおいて有限です。指定された時間内で発表を行うということは、単純なことのようですがじつは重要なスキルです。そうしたトレーニングの機会にもなったと思います。今後の学会等での発表でも生きてくる経験でしょう。
オンラインでの開催でしたが、専門性の高い議論が活発に行われました。また、これまで考えもしなかった視点からのコメントもあったのではないかと思います。
こうした深いあるいは幅広い視点からのコメントを、事後にしっかりと吟味した上で、必要だと判断した場合はそれを自分の血肉として取り入れ、より水準の高い研究へと展開していってほしいと願います。
中間発表会は今後も行われます。大学院への進学に関心のある学生さんは遠慮なく参加してみてください。また、ゼミの先生やアドバイザーの先生等にも進学の相談をしてみてください。
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