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人間生活学科

2021.02.02

渋沢栄一の福祉活動から学ぶ|杉山博昭|社会福祉学研究室

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人間生活学科

 2021年のNHKの大河ドラマ「青天を衝け」の主人公は渋沢栄一です。新型コロナの関係で前年の「麒麟がくる」の放送が2021年にずれ込んだため、開始が2月になってしまいましたが、主演の吉沢亮さんをはじめ、草彅剛さん、川栄李奈さん、上白石萌音さんなど、話題の人たちが多く出演しています。
 

 渋沢は「日本資本主義の父」として知られていますが、さまざまな社会貢献活動もしました。そのなかには、社会福祉に関することも数多くあります。というより日本の社会福祉が発展していくプロセスで、渋沢が大きく貢献しました。
 

 日本の社会福祉は明治期から今のように整っていたわけではありません。何もないところから一つひとつ積み上げていかなければなりませんでした。当時は社会福祉の必要性への人々の意識は乏しく、それどころか「社会福祉を整備すると怠け者をつくる」という考えすら横行していました。


 渋沢は、社会福祉が怠け者をつくるという考えを排し、社会福祉発展の基礎を築いています。誰もが知る有名な会社が、しばしば渋沢が設立に寄与していて驚くのですが、社会福祉の有名な施設や団体も渋沢が発展に貢献しています。たとえば、全国社会福祉協議会とか済生会です。生活保護法という社会福祉の根幹となる法律があります。その前身である救護法は1929年に制定されたものの、政府は実施しませんでした。この危機的状況で命がけで実施を訴えたのが渋沢でした。

 社会福祉というものは自然に整備されるものではありません。一人ひとりがその必要性を自覚し、他人まかせにせず、動いていくことが大切です。少子高齢化で社会福祉の将来が不安だといわれます。ならば、不安でない社会福祉を自ら築いていけばいいのです。そのことを渋沢による社会福祉の取り組みから学ぶことができます。
 

 なお、渋沢が福祉にどう貢献したのか、拙著『渋沢栄一に学ぶ福祉の未来』にまとめられていますので、詳しく知りたい方は読んでみてください。
『渋沢栄一に学ぶ福祉の未来』(著書紹介)


杉山博昭教授(教員紹介)
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