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書道卒業制作展

2012.04.11

学生の作品紹介|第11回(2005年度)書道卒業制作展の出品作品(2)

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日本語日本文学科

書道卒業制作展

近藤裕子 一字書「龍」
【所感】『龍』がこの形になるまでいろいろと試行錯誤を繰り返しました。最初は「龍吟」という二字で考えていました。でも、なかなか納得いくものが出来ずギリギリまで思案しました。字体、線、余白などたくさん試した結果、最終的には一字で表すことにしました。龍が空で唸っている様子をイメージして書きました。

髙島千裕 臨『本阿弥切』
【解説】本阿弥切は、かつて本阿弥光悦(1558~1637)が愛蔵していたと伝えられるところからこの名がある『古今和歌集』の古写本である。三蹟の一人、小野道風の書と伝えられるが、道風特有のゆったりとした筆運びは見られず、むしろどちらかといえばそれとは対照的にテンポのよい筆線が特徴となっている。
【所感】漢字の全紙作品は小さい字を書いたので、仮名は大きく書きたいと思い、拡大臨書にしました。本来なら拡大臨書は、創作につなげるためのステップなのですが、今回はあえてそのステップの段階のものを作品にしました。しかし、原本の特徴を捉えながらも、その中に自分の線を出したつもりです。

千北智子 一字書「志」
【所感】「およそ青年が心の中で強く信じ、その実現を期待した事柄は、やがて歳月を経て現実化する」という言葉を教わりました。未だ不安や挫折の多いのが現在の私達です。しかし、「志」は純粋にまっすぐに上に向かいたいという思い、また、その「志」は単なる自己実現や自分の為だけのものにはしてはいけない、横の広がりを持たなければいけないという思いが表現できたらと思いました。今後も、未熟な自分との戦いの連続だと思いますが、《現在の私》の「志」は忘れず、残しておきたいと思いました。

林昌子 一字書「雲」
【所感】「雲」は豊かな恵みと平和の象徴と考えています。隷書にしたのは、雲らしく空に溶け込んでいる姿を表現したかったためです。青く澄み切った空に浮かぶ雲は、見ていてとても幸せになる気がします。余白を意識し、広がりのある印象を与えるよう工夫しました。

山口百合子 一字書「繋」
【所感】「繋ぐ」というのは私にとっての愛のカタチです。教育実習中、性教育の時間に「あなたにとっての"愛"を表して下さい」という課題を与えられ、頭に浮かんだのが、人とヒトが手を繋いだ姿でした。片手は自分、もう一方の相手は友達であったり恋人であったり家族であったり...。物騒な事件の多い今ですが、私たちの手は人を傷つける為ではなくて、繋いで温かい気持ちになる為にあるのではないかと私は思います。だから、私にとっての大切な人たちのことを想いながら書きました。どんな書体にするか、かなり迷ったのですが行書体にしました。糸の最後の点を伸ばすことで、人とヒト見えない糸で繋がっているんだということを表現したつもりです。

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