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書道卒業制作展

2012.04.11

学生の作品紹介|第12回(2006年度)書道卒業制作展の出品作品(1)

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日本語日本文学科

書道卒業制作展

第12回(2006年度)書道卒業制作展の出品作品 紹介

作品のサムネイル(小さな画像)をクリックすると、別ウィンドウの大きな画像で見ることができます。
※画像の転載はご遠慮下さい。

大石智子 臨呉譲之・臨漢碑四種四屏
【所感】卒業制作展に向けて制作した五作品の中で、一番時間をかけて書き込んだ作品です。同じ隷書でありながら波磔の部分や字形はそれぞれの作品で異なっており、四作品の違いを出すのが難しかったです。この作品を見る度に、夏休みに皆で書道合宿をしたことを思い出します。

河上幸江 一字書「動」
【所感】表現の豊かさ・引き締まった線質.....。これまで卒展で観た先輩方の作品はどれも圧倒されるものばかり。その中でも、一字書は最も心惹かれる書作品です。一字で表現出来る素晴らしさ、是非、味わいたいと思いました。
いざ一字を書くとなると、自分を表す字は何??どんな筆で....。一字で表す事の難しさに直面しました。試行錯誤を繰り返す中、思いついたのが「動」でした。
卒展は、大学4年間の書道の集大成、また大学4年間を振り返るいい機会でもあります。だから、大学生活を表す字にしようと思いました。大学生活それは止まっていては何も始まらない空間でした。その時の事を思い出しながら創作しました。感情とともに筆が動いた瞬間でした。とても納得した作品が出来、喜びでいっぱいです。

新野令子 少字数の書「光陰如箭」
【所感】光陰矢の如し。この言葉は4年生である私にとって一番自覚しなければならない言葉であると感じ、少字数の書の作品に選びました。この作品では、隷書の書体を使うことで、矢が飛んでいく様子を表そうと思いました。墨の濃さ、筆の動きによって、書いてきた一枚一枚の作品はどれも少しずつ雰囲気が変わってしまい、4つの語すべてをバランスよくまとめあげるのに大変頭を悩ませました。

西岡真依子 臨虞世南・孔子廟堂碑
【解説】長安の孔子廟再建の時、虞世南が唐の太宗の勅命を受けて撰書した楷書。虞世南は学問、徳行ともに優れ、その人格を反映し、書も穏やかで落ち着いている。欧陽詢の「九成宮醴泉銘」と並び称される楷書の名品。
【所感】穏やかでのびのびとしていて、それでいて強い線。誰にでも好かれそうな優しい印象を放つ書風。楷書を書くのは苦手で、書く作品を決める際「楷書はやらないぞ」と思っていたはずなのに、字形の美しさに惹かれ、最終的にはこの書を選んでいました。虞世南の書風には遠く及ばないけれど、一字一字心をこめて丁寧に仕上げた作品です。

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