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書道卒業制作展

2012.04.11

学生の作品紹介|第13回(2007年度)書道卒業制作展の出品作品(1)

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日本語日本文学科

書道卒業制作展

第13回(2007年度)書道卒業制作展の出品作品 紹介

作品のサムネイル(小さな画像)をクリックすると、別ウィンドウの大きな画像で見ることができます。
※画像の転載はご遠慮下さい。
植田真伊 一字書「道」
【所感】これまで歩んできた道、これから歩んでいく道、自分の生き方を書で表現してみたいと思い、一字書では「道」という言葉を選びました。気分転換で青墨から濃墨へと変更して書いてみた一枚がとても面白く書けたり、裏打ちでは墨が滲み、皺が伸びず、あげくには、糊の分量が均等ではなく波打つという散々な仕上がりになってしまいました。それでも、それが私の「道」らしい気がしてなりませ
ん。佐野先生のおっしゃってくださった「シンニョウが走っている馬のようにみえる」という言葉が、私の誇りです。

佐藤瞳 少字数の書「心酔」
【所感】「酔」という字が書きたいというだけで、辞書を引き「酔」を使う熟語を探しました。そこで、出会ったのが「心酔」という言葉です。毎日書道三昧の日々にぴったりな言葉であったので運命を感じて選びました。面白い線が出て、気に入っている作品です。何度書いてもこれ以上と思うものができず、自分の力不足と、書のおもしろさを改めて感じました。

佐藤宏美 少字数の書「恋恋」
【所感】「恋恋」とは、「恋慕っていつまでも思い切れないさま」という意味の言葉です。私がこの言葉を選んだ理由は、自身が経験したことがあるからというわけではありません。病床の祖母が、自分の体のことより家に残した祖父の体を心配して毎日過ごしている様子を見て、この言葉がぴったりだなと感じました。何十年経っても連れ添った相手を思い合うことが出来るのは深い愛情があるからです。し
かしそれはいつもは気づかず、空気のようにあるのが当たり前だと感じてしまいます。祖母は最後の最後まで祖父を思い、また、祖父も祖母をそのように思っていたのではないかと思います。そんな祖母の気持ちを作品で表現するのは難しかったですが、青墨が祖母のやわらかい感情をよく表現していて思い出深い作品を作ることができたと思います。

白神勢恵 臨智永・関中本千字文
【解説】千字文は、四字一句、二五〇句からなる四言古詩で、梁の武帝が殷鉄石に王義之書の中から重複しない一〇〇〇字を集めて模本を作らせ、周興嗣に命じ整然とした韻文にまとめたものである。左側は原典の集字・鉤模で、右側はその釈文として楷書を配したものである。智永は、この千字文を拝覧して模本を作り、その模本を基にさらに臨模に努めたようである。
【所感】全紙を書くにあたって、字体は草書を書きたいと漠然と考えていました。私の中で、草書=千字文だったので、千字文を選びました。そして、全臨をする気は全くなかったのに、いつの間にか全臨をすることになりました。そのため、書ききれるのか不安でいっぱいだったので、無事書き上げたときは半泣きで「やったー!」と叫んでいました。

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