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書道卒業制作展

2012.04.11

学生の作品紹介|第14回(2008年度)書道卒業制作展の出品作品(1)

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日本語日本文学科

書道卒業制作展

第14回(2008年度)書道卒業制作展の出品作品 紹介

作品のサムネイル(小さな画像)をクリックすると、別ウィンドウの大きな画像で見ることができます。
※画像の転載はご遠慮下さい。

石本美幸(雨虹) Dragon Ash 『Velvet Touch』より
【解説】Dragon Ashの二〇〇八年第一弾シングルで、"TBS欧州サッカーテーマソング"となっていた。Dragon Ashは一九九七年デビュー。デビュー時より、あらゆるジャンルを驚異的なスピードで横断し、Dragon Ashとしか表現しようのない音を鳴らしている。
【所感】私は中学一年生の時からずっとこのバンドが大好きで、卒業制作では是非Dragon Ashの作品を扱いたいと思っていました。彼らの音楽は私に、辛いことも苦しいこともそれらを否定せず受け入れた上で前に進めばいいのだということを教えてくれました。この作品の詩もすごく共感でき、綺麗な花を咲かせる為にはその土台がしっかりしていないとダメなのだということを気づかせてくれました。人間はどうしても目に見えるものを信じ、それだけで評価してしまいがちですが、本当に大切なものは目に見えないのだということを忘れないでいたいものです。
【釈文】上に花咲かぬ日は 下に根伸ばせばいい

岡村亜紗子(白紗) 『春の歌三首』
【所感】この作品は『伊勢物語』などから選んだ春の歌三首を伝西行筆『小色紙』から集字し、結構や性情をそれに倣って作った倣書作品です。『小色紙』は、小さなものに筆を走らせて、限りない大きさを感じさせる作品。春の美しくも儚い瞬間を捉えた三首を、二年次の三月に現地に赴き、伝統工芸士の指導のもと自ら漉いた美濃和紙に表現しました。
【釈文】春ごとに 花の盛りは ありなめど あひ見むことは 命なりけり (詠み人しらず)
世の中に たえて桜の なかりせば 春の心は のどけからまし (在原業平)
散ればこそ いとど桜は めでたけれ うき世になにか 久しかるべき (在原業平)

花田有希(梅泉) 臨伝源俊頼『巻子本古今集』
【解説】この「巻子本古今集」はこれ以外の巻子本の古今集を代表するにふさわしく、その書も料紙もともども充実しており、書道史上にも輝かしい足跡を残している。仮名序一巻が完本として確認され、また残巻としては歌数の約半数を残した巻十三が巻子本のかたちで、それ以外はすべて断簡として、掛幅として十二巻分が、また手鑑に貼って収録されるなど、さまざまな形状で今日に伝わっている。
【所感】歴代の古典臨書を見て憧れを抱いていたので、仮名は絶対古典臨書をしようと決めていました。この巻子本古今集は料紙の色や柄がとてもきれいで、お手本通りに紙を合わせて並べる作業がとても楽しかったです。しかしいざ書いてみると、字が大きすぎたり墨が入りすぎたりと思うようにいきません。それでも三十二頁を書ききり最初から見返した時、私が書いたという実感と喜びを感じられました。

平田小央里(翠祥) 一字書「鳥」
【所感】力強く飛ぶ鳥を表現してみようとこの字を選びました。実際に書いてみると、力強さをうまく出すことができず苦労しました。
この作品は茶墨を使っていますが、他にも青墨を試したりして墨についても工夫しました。また、先に書いた線が上に出てくるという墨の性質を生かした書き方をしました。

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