栄養教諭を目指している2年生の学生を対象に、岡山市内の小学校で活躍されている卒業生の先生をお招きして、正課外の特別講義を行いました。
お話を聞きながら、みんな熱心にメモを取っています。 「栄養教諭の役割と今後期待されること」と題してお話をしていただきました。現代の児童生徒の食事状況調査より心と体の健康問題、食文化の継承における問題点をふまえたうえで、家庭での食育推進の必要性や法的整備、学校給食の役割などについて学びました。学生たちは、今日の学校給食の充実を献立作成の留意点などをとおして、自らの学校給食を思い出しながら熱心に聞きました。下記は、準備していただいたプリントの一部です。
お話を聞きながら、みんな熱心にメモを取っています。
プリントの一部
給食指導における食事マナーの習得では、「おはしの持ち方」を考えるにあたり、3人が協力してシガーフライをタワーに積み上げるゲームをしました。これらの作業をとおして「正しい箸の持ち方」の大切さを再確認しました。
・食品栄養学科
思うようにいかないようです。落ち着いて・・・。
このグループは早くも順調に積み上げています。
あとすこしです。がんばって!
完成で~す。ばんざーい。
お米の媒体を使って、米ぬかについて説明しています。先生も後輩を前に楽しそうです。
みんな笑顔です。先生のお話に聞き入っていますよ。日が暮れていくのも忘れ寒さにもめげず、よく頑張りました。
食に関する指導の実践事例を詳しく教えていただきました。広範囲にわたる栄養教諭の日々の仕事について学び、たくさんの資料や質問など盛りだくさんの参加型授業でした。
【特別講義についての学生の感想から】
・学校給食を食べたことのあるAさん
栄養教諭の先輩が、学校現場で具体的にどんなことをしているのかわかっていなかったため、聞けてよかったです。給食を楽しくするために、なかよし弁当やバイキング給食などとても楽しいだろうなと思いました。献立を見せていただいたとき、フルーツが豪華でとても驚きました。自分が食べていた頃にはぶどうや柿が給食に出なかったので、私が学校で働けるのであれば、こんなことも給食でできるのかという献立を計画したいです。
・学校給食を食べたことのないBさん
栄養教諭がどんな仕事をしているのか、今回、実際に働いている先輩のお話を聞くことが出来て、大変参考になりました。私は小学校で給食を食べたことがないので、給食がどんなものかあまりわかっていませんでした。今日のお話で献立作成は、地場産物や季節のメニューなどさまざまな工夫がされていることがわかりました。引き続き、学校支援ボランティアに行って、しっかり経験を積みたいです。実際に働いている先生が楽しそうに話されている様子を見て、栄養教諭として働きたいという思いが強くなりました。今からしっかり、自分で調べて受験対策を考えたいと思います。
最後に先生から、「"栄養教諭・学校栄養職員"として一緒に子どもの健康を考えてみませんか」とのお言葉をいただきました。頼もしい先輩に感謝!