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児童学科

2017.06.27

児童学科│保育者として大切にしたいこと ─ 豊田一秀先生・保育講演会

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児童学科

児童学科ブログ 第38回

保育者として大切にしたいこと
   ─ 豊田一秀先生・保育講演会

2017年6月24日、保育講演会が開催されました。

ノートルダム清心女子大学 保育講演会

保育者として大切にしたいこと
     ─ 幼児理解と自己理解の相互性の中で考える

講師  豊田一秀 先生

元・玉川大学教育学部准教授
現・星美学園短期大学非常勤講師
 

 児童学科で保育を学ぶ学生達が集まり、また一般の方々にもご参加いただきました。

 豊田一秀先生は、お茶の水女子大学附属幼稚園の教諭として、長年子ども達の保育に携わったのち、大学院での研究、英国留学を経て、玉川大学では多くの保育者達を育ててこられました。

 今回のご講演では、豊田先生が保育者として歩んでこられた道程を、楽しいエピソードを通して語っていただきました。また、豊田先生が薫陶を受けられた、津守眞先生の保育者論についても、保育の実際に即して具体的にお話いただきました。

■ 太陽の教育

 豊田先生がさまざまに保育の本質を語られた中でも、保育とは「太陽の教育」なのだというお話が印象的でした。

 「北風と太陽」という童話は誰もがご存じだと思います。そのお話と同じように、保育者は指示や計画によって子どもを動かすのではなく、子どもの心に温かく寄り添います。それによって子ども達は主体的に前に進んでいくことができるのです。

 泣いている子どもに、「なぜ?」と尋ねるより、そっと差し出すハンカチや、優しい言葉が、子どもの心を明るくします。そんなふうにかかわれる人こそ、子どもが本当の思いを告げられる保育者になれるでしょう。

 どんなふうに言葉をかけると、どんなふうに子ども達の心が動き、新たな保育が展開していくのか ─ 数々の具体的なエピソードは、豊田先生が子どもの心をよく知っているからこそ、語っていただけたのだと思います。

■ 学生達の感想から

 お話に引き込まれ、楽しんだり、考えさせられる中で、1時間半がとても短く感じられる講演でした。学生達もいろいろに触発され、豊田先生を引き留めては、日頃保育について考えていることを質問していました。

 学生達の感想をいくつかご紹介します。

・私は、まだまだ子どもの気持ちに寄り添えていないなと感じました。先生のお話を聞いていて、こんなふうに子ども達に声をかけられる保育者になりたいと思いました。
・保育者として大切なことは何か、まだ自分自身では語れないでいます。表面の理解ではなく、実質を伴う理解を自分の中で深めていける、豊かな人間でありたいと思いました。
・子どもの気持ちに寄り添うって、どういうことだろう。一緒に遊ぶこと、楽しむこと、気持ちを理解すること...と考えてみたけれど、どれも十分でない気がします。その子が何を大切にしているか、どれだけそれを一緒に大切にできるか、ということかもしれません。豊田先生のお話を聞いて、考えさせられることがたくさんありました。まだまだお話を聞きたかったです。ありがとうございました。

■ ■ ■ ■ ■
 保育の探求は、どこまでも続く道のようなもの。児童学科の学生も、その出発点に立ったところです。これから歩む道を支えていく力、保育者としての将来につながる力を、大学では培いたい。

 今日の講演は、実習で子ども達と出会うとき、卒業後に専門職として保育にあたるとき、将来経験を積んだ保育者として自らを振り返るとき、いつかまた思い返されるでしょう。そのたびに、保育の本質について新たに考えることができる手がかりを、豊田先生からいただいたように思います。

(文責:児童学科 西 隆太朗)
 

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