• Youtube
  • TwitterTwitter
  • FacebookFacebook
  • LINELINE
  • InstagramInstagram
  • アクセス
  • 資料請求
  • お問合せ
  • 受験生サイト
  • ENGLISH
  • 検索検索

人間生活学科

2018.02.20

「社会福祉士課程」活動紹介【4】|濱﨑絵梨|社会福祉学研究室

Twitter

Facebook

人間生活学科

学科ダイアリー

これまで3回にわたって、社会福祉士を目指す学生によるボランティアグループ「ひょうたんの会」(ひろがる、よろこび、うれしい、たのしい、ボランティア)の活動を報告してきました。先輩たちの活動は後輩に引き継がれ、今年度も、地域のイベントや施設などで活動を続けています。

ふれあいまつり2017ビー玉万華鏡づくりのブース出展

ふれあいまつり2017ビー玉万華鏡づくりのブース出展

伊島学区コミュニティ協議会主催イベント恋ダンス踊りました~

伊島学区コミュニティ協議会主催イベント恋ダンス踊りました~

 社会福祉士課程では、他にも、学生と一緒にさまざまな取り組みを行っています。今回は、今年度の取り組みの中から、「認知症カフェ」と「さまざまな福祉活動に取り組む団体」への取材について報告します。

【認知症カフェへの取材】

 私たちは現在、「認知症の人と家族の会岡山県支部」が取り組む「認知症カフェMAPパンフレット」作成プロジェクトに参加しています。岡山県内の「認知症カフェ」を取材し、パンフレットにまとめるというものです。家族の会のメンバーと岡山県内の福祉や看護を学ぶ大学生がグループになって取り組んでいます。今年度は報告集を、来年度はパンフレットを作成することになっています。

「認知症カフェ」

 「認知症カフェ」は、「認知症の人や家族、地域住民、専門職等の誰もが気軽に参加できる集いの場」です。喫茶を楽しんだり、情報を共有したり、講座を聞いて学んだり、いろいろなことができます。
 認知症という言葉自体は社会に広まっていますが、必ずしも正しく理解されているわけではありません。社会の理解が進んでいないことによって、周りに相談しにくかったり、地域社会に出ていく機会が少なく、認知症の人もその家族も閉じこもりがちになったりしている現状があります。また、役所や病院などで相談することもできますが、「ちょっと不安」とか、「ちょっと話を聞いてもらいたい」といったときに、一般市民が気軽に相談することは難しいのが現状です。

 「認知症カフェ」の魅力の一つは、認知症の人やその家族、地域住民が中心となって運営している点です。理解のある環境で誰もがほっとできる居場所、悩みを共有したり情報交換したりすることができる場です。もちろん、専門機関や専門職のバックアップもあるので、専門的な相談も可能です。実際に参加者に話を伺うと、「これから何か困ったことがあっても、顔見知りの専門家に相談できるから安心」と言われていました。高齢社会において、このような場所が身近にあることで、気軽に相談することができ、また、地域社会の認知症への理解醸成に繋がると思います。
【さまざまな福祉活動に取り組む団体への取材】

 もう一つは、福祉活動に取り組む団体への取材です。福祉のサービスは制度化されているものもありますが、残念ながらそれだけでは不十分です。そういった、いわゆる制度の狭間といわれる課題に取り組み、さまざまな福祉活動をしている団体がたくさんあります。グループで関心のある分野の団体を調べ、アポイントをとって取材し、記事にまとめて情報発信をしています。今年度は、「NPO法人子育て応援ナビぽっかぽか」「岡輝みんな食堂」「NPO法人岡山県自閉症協会」「NPO法人元気交流クラブたけのこの家」「NPO法人すたんど」の6団体に取材に伺いました。記事は、「ゆうあいセンター(岡山県ボランティア・NPO活動支援センター)」の「 Social Good なウェブマガジン ボランピオ」2018年3月号に掲載されます。是非、関心のある方は、そちらをご覧ください。

【現場で学ぶ】

 福祉を学ぶ学生にとって、教科書等で学ぶことも重要ですが、現場を訪れ、生の声を聴き、体験することも重要です。たくさんの方々に出会い、学生たちは福祉への理解を深めていきます。また、自分たちが理解を深めることも大切ですが、福祉に関する正しい知識を社会に発信していく広報・啓発活動も社会福祉士の重要な役割です。これからも学生と一緒に活動していきたいと思います。最後までご覧いただきありがとうございました。

一覧にもどる