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現代社会学科

2016.09.07

【報告】現社で「恋愛」を学問する―オープンキャンパス2016―

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現代社会学科

授業・研究室

今年、公開から多くの観客を集めた映画「セトウツミ」。皆さまはご覧になりましたか?『別冊少年チャンピオン』連載の人気漫画の映画化でした。漫画で読んだ方もいらっしゃるかもしれません。

 毎日、放課後、同じ河原の同じ階段に座って、とりとめのない会話をする2人の男子高校生、セト(瀬戸小吉)とウツミ(内海想)。セトはサッカー部退部後の時間を、ウツミは塾に行くまでの時間を、ふとしたことから一緒に過ごすようになる。

 そんな2人の周辺にも、かれらの気になる女子、かれらを気にする女子が登場しました。「恋愛」は、高校生も大学生も、あるいは大人女子も大人男子も、少し気になることの1つかもしれません。

 現代社会学科の今年のオープンキャンパスでは、そのような「恋愛」をテーマに、現代社会学と社会史の2つのコースの教員が、さまざまな切り口からお話してきました。


写真1 2016OCお知らせ

写真1 2016OCお知らせ

写真1 2016OCお知らせ

3月「恋愛の社会学―現代は恋愛しやすい時代なのか?―」(社会心理学)では、私たちがごく自然な人間の気持ち、あるいは個人的なことがらと思っている恋愛も、実は時代や社会の影響を受けており、現代の恋愛事情には現代ならではの特徴があることを、「草食系男子」「リア充」「4低」などのワードを取り上げながら、お話しました。 

写真2 OCの様子 その1

写真2 OCの様子 その1

6月「恋愛の民俗学」(民俗学)では、日本人の大部分が村の住民であった明治から昭和初期の伝統的な村の生活における恋愛事情をお話しました。

 7月「『街コン』で街おこし!」(地域社会学)では、近年、各地で盛んに開かれている「街コン」は男女の新たな出会いの場になっているのか、地域の活性化に役立っているのか、考えました。「4000年前のラブレター」(考古学)では、粘土板に刻まれたラブレターのレプリカにも触れながら、遠きトルコの恋愛についてお話しました。

 8月「恋をさせる会社、仲よくさせる会社―組織社会学の観点から―」(社会集団・組織論)では、最近の社内恋愛を推奨する会社や社内のサークル・クラブ活動を応援する会社などに注目し、そこに存在する<合理的にサボるひと>を減らすという明確な狙いについて、組織社会学の観点から考えました。「ヨーロッパ中世の宮廷風恋愛」(ヨーロッパ社会史)では、12世紀に花開いた騎士文化のひとつ、南フランスを発祥の地とする騎士と貴婦人の「宮廷風恋愛」を取り上げ、ヨーロッパ文化の形成にも大きな意味をもったこの恋愛文化についてお話しました。

写真3 OCの様子 その2

写真3 OCの様子 その2

現代社会に生きている人びとが気にしていることは、実は広く学問の対象になる。気になる入口から学問の世界をのぞいてみれば、視野が広がって、社会と人間を深く知ることにつながっていく。オープンキャンパスで、現代社会学科のそのような学びにぜひ触れてみてください。次回9月25日(日)は、「江戸の良い恋・悪い恋」(日本社会史)です。当日は、秋からの入試シーズンの本格的スタートを控えて学科相談コーナーも充実し、多くの皆さまのご来場をお待ちしています。(文責:西尾和美)

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