ブログ・第20回書道卒業制作展に向けて|vol.3|半切作品の完成と裏打ち(その2・止)(2)の続きを掲載します。
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ここまでが「裏打ち」作業ですが、次は「化粧裁ち(けしょうだち)」の作業に移ります。
まず、裏打ちした作品が乾いたら、ベニヤから切りはがします。
それをきれいに直角な長方形に整え、布張りしたパネルの真ん中に来るように両面テープで貼り付けて、完成。・・・と書くと簡単なようですが、この「化粧裁ち」のそれぞれの工程に何十分もかかります。
やっと完成。
その後壁にきれいに吊す練習もします。本番の「卒業制作展」で、ディスプレイを行うのも学生たちだからです。
二日がかりでなんとか全員の半切作品の裏打ちが終わりました。
今後、「一字書」や「篆刻」など、残り4作品を仕上げていきますが、その裏打ちについては佐野教授は手を貸しません。次は自分たちだけでできるよう、学生が必死になっているのが印象的でした。
【今日のことば】
(密かに自信を持っていた作品が第一候補に選ばれて)
「報われた気がしました」(受講生・KA)
(文責:日本語日本文学科 学科広報委員 星野)
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