2ヶ月ほど前(2014年9月1日)に、「ウッタテ」という言葉にまつわるエッセイを掲載しました。
「ウッタテ」が岡山の方言であると同時に、沖縄の或る地区の豊年祭に関わる語(「ウッタティ」)と関係することについて書いた、「ウッタテ考 その2」というものです。
これを公開した時には沖縄を訪れる予定はなかったのですが、聞けば聞くほどそのお祭りは魅力的で、特に「獅子加那志(ししがなし)」という守り神の獅子舞が気になります。今年の3年忌を逃すと次は4年後まで開かれないということが決め手となり、思い立ってお邪魔してきました。
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場所は、那覇から南にバスで40分ほどの、島尻郡八重瀬町志多伯(したはく)という集落です。夕方
17:00くらいに到着しました。
集落の入り口に、案内が掲げられています。
垂れ幕の案内は、沖縄では割とよく見かけます。
「馬場」という広場に、立派な舞台が組んであります。
「道ズネー」というお練りを終えたみなさんが、集合写真をとっていました。まさに老若男女、200名くらいおられたのではないでしょうか。
夕方になり、ビニールシートが敷かれた舞台前に、人が集まってきました。
舞台は18:00開始予定でしたが、プログラムには棒術や唄、舞、狂言に組踊と30を超える演目が並び、なんと「閉会のあいさつ」は予定時刻が24:20!
これを平日に2日続けます。ご近所同士の会話によると、学校はこの豊年祭の時は午前中だけだそうで
す。そりゃそうですね。
いよいよ開演。
かなり早い段階で、目当ての獅子加那志(ししがなし)が出て来ました。
志多伯の豊年祭に行ってきました!(リレーエッセイ番外編)(2)へ続く