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日本語日本文学科

2014.11.20

ブログ・第20回書道卒業制作展に向けて|vol.8|篆刻(1)

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日本語日本文学科

授業紹介

書道卒業制作展

 11月14日、いよいよ篆刻作品の制作にとりかかりました。
 「いよいよ」というのは、佐野榮輝教授が篆刻家なので、学生たちの方も普段にまして身が入るようなのです。
 
*   *   *
 それにしてもプレッシャーを感じているのか、今日はいつになく黙々と印を刻しております。お陰で取材が進みません。

 篆刻の作り方ですが、印稿(いんこう)という「構想図」を作り、それを石(印材、いんざい)に左右反対に書き写して、印刀(いんとう)で削って行きます。

 手前の紙に手書きしてあるのが「印稿」、奥側の緑がかった石が「印材」。
 ちなみに、文字が赤くなるように刻した作品を朱文(しゅぶん、↑画像)、
 文字が白くなるように刻した作品を白文(はくぶん、↓画像)といいます。

 工程そのものは理解しやすいのですが、とても大変な作業でした。

 いくら印材とは言え、石を刀で削るというのはやはり力が要るようです。
 しかも一度削ったところは元に戻せません。時間をかけて慎重に刻していくしかありません。刻す部分が必然的に多くなる白文の作品はなおのことです。
 
 篆刻には、印刀以外にも色々な道具を使います。
 まず鏡。これは印を押した後のイメージを持つために、印稿を映しているのです。

 また、上の画像で、歯ブラシが写っているのが分かるでしょうか。
 これは、削って出た石の屑を払うためのものです。
 場合によってはこの歯ブラシの断面が…

 こうなります! 篆刻に必要なコツコツとした作業の一端がうかがえるようです。
 
 さて、印稿に従って一通り刻したら終わり、ではありません。
 実際に印を押してみると、手を入れなければならない箇所が見えてきます。
 佐野教授によれば、たいてい「朱文の場合はより細く、白文はより太く」しなければならないそうです。
 この学生はこの段階で4回押印しました。作品が少しずつ変わっているのが分かります。


 筆による書が一回的な過程の産物であるのに対し、篆刻は印稿の段階から再三練り直し、何度も押しては刻し、手を加えていきます。

 でもそれだと「キリが無い!」と思いませんか。どこまで目指すべきなのでしょう。それについては、是非、佐野教授のエッセイ「篆刻―方寸の世界―」をごらんください。
 学生の作品は、馬を走らせ、風を塞ぐでしょうか。

【今日のことば】
「私はこういう根気の要る作業が好きなようです」(履修生SY)
 
 
※ 第20回 書道卒業制作展 開催日程のご案内 ※
2015年1月22日(木)~25日(日)
詳しくは、第20回書道卒業制作展の開催のご案内をご覧下さい。
(文責:日本語日本文学科 学科広報委員 星野)

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