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ノートルダムの風景

2016.12.27

クリスマスの祈り―12月23日に行われる本学のクリスマス・ミサ

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ノートルダムの風景

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今年のクリスマスは、いかがお過ごしでしたでしょうか。

クリスマスというイエス・キリストの降誕のお祝いは、神さまが人間の姿をもってこの世に生まれて下さったという、大変大きな神秘を私たちに感じさせてくれます。

そのイエス・キリストの生誕を記念して、本学では毎年12月23日に、キリスト教文化研究所主催によるクリスマス・ミサ(礼拝)と、児童学科音楽研究室によるクリスマス・ファミリーコンサートを行い、お祝いしています。
どなたでも参加できますので、毎年クリスマスが近づきましたら、本学のクリスマス・ミサを思い起こして下さり、どうぞ皆さん、ご家族であるいは知人を誘い合ってご参加下さい。
 

さて、今年の本学のクリスマス・ミサについて、どのように行われたかをお知らせしつつ、みなさまとクリスマスの意味を味わいたいと思います。
 

ハンドベル部による「ああ、ベツレヘムよ」の演奏が鳴り響いたのち、ミサは、入祭の歌「しずけき」(冒頭の歌詞は「しずけき まよなか/まずし うまや」)とともに、司祭(カトリック教会の神父)と侍者が入場して、始まります。

ミサはカトリック教会の神父の司式によって捧げられます。侍者はミサを支える役目で、本学の教員と学生とで行いました。数日前に卒業論文を提出し終えたばかりの4年生が、感謝の思いをこめて侍者の役目を担いました。侍者はひとりひとりがろうそくの光をもち、白い侍者服を着て登場します。今年は、そのろうそくの燭台には、本学の聖堂で古くから使われていた伝統のある燭台が、しっかりと磨かれて使用されました。

参加者にはミサの式次第が配られ、それにしたがって進められます。参加者は、その式次第にそって司祭と対話するように、「会衆」と書かれた言葉を読み上げたり、歌を歌ったりします。なかには、本学児童学科音楽研究室の学生たちによるラテン語の聖歌が歌われる場面もあります。そうしたなかに、司祭(神父)の説教があり、クリスマスの意味をかみしめる祈りへといざなってくれます。

説教のお話には、神さまがわたしたちの救い主となってこの世に生まれて下さったことで、苦しみにも意味が見出せるし、許すことが苦手な人間も人を愛することができる、そしてわたしたちは生まれて良かったという思いを抱くことができるというメッセージがありました。

どうしてクリスマスというイエスの降誕から、そうした思いに導かれることができるのでしょうか。イエス・キリストの誕生は、皆さんもご存知のように、母マリアは、寒いなか馬小屋で出産し、赤ん坊のイエスさまを飼い葉桶に寝かせたと言われています。これは、「新約聖書」のなかの「ルカによる福音書」2章1~14節に書かれており、ミサでも朗読されました。イエスさまは、最もみじめな場所で生まれ、その後も、裏切られて孤独のまま十字架上で死に至るまで、人としてこれ以上ないような苦しみを味わった人生を経ながら、人々に愛の心を広め、どんな人生にも深い意味があることを教えて下さいました。わたしたちがそうした思いをつかむことで、あらゆる逆境を乗り越え愛の心をもち続けられるように、イエスさまの誕生は、神さまが人類に分け隔てなく注いだ最大の愛を象徴しているのだと思われます。

そのようなクリスマスでの思いをうけて、司祭の説教のあとには、渡辺和子理事長、髙木孝子学長、本学教員、本学学生の4名がそれぞれの思いで祈りの言葉を唱えました。

その後、ミサのメインとなる聖体拝領(カトリック信者がキリストの体としてのパンをいただくこと)の際には、全員にクリスマスカードが侍者によって配られました。

こうして約一時間を経て、ミサの閉祭には、「あめのみつかいの」が歌われました。その歌のメロディーとともに、私たちがクリスマス・ミサのなかで赤ん坊のイエスさまからいただいた愛と平和の心を、今度は生活の場で周りのひとびとに届ける使者となれるように願われる思いでした。
 

キリスト教文化研究所 所員 ・日本語日本文学科 教授 山根知子

キリスト教文化研究所


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