去る3月24日、臨地実習Ⅰ(病院実習)の成果報告会が開催されました。
食品栄養学科では、卒業までに3つの臨地実習を行います。これには専攻科目の修得など、履修資格となる要件をすべて充たしてはじめて参加することができます。3年生(現4年生)にとっては今回の病院実習が二つめ。前半グループが2月19日から3月2日、後半グループが3月5日から3月17日の期間で実習を行い、無事終了することができました。実習は、岡山県内17施設のほか、広島県2施設、香川県2施設でお世話になり、今回の報告会にも6施設の先生方にご出席いただきました。
報告会では、実習内容を整理しながら、特に印象に残ったこと、時間をかけて取り組んだことについて詳しく発表しました。ひとくちに病院といっても、規模や柱となる診療科、患者層、地域での役割など病院ごとに特徴があり、実習内容も一律ではありません。実習に参加した学生は、自らの実習を他の施設と比較することで、また新たな気づきがあったのではないでしょうか。
これから実習に臨む学生にとっては、初めて実習の概要を知る機会となりました。基盤となる科目の理解とともに、円滑にコミュニケーションをとる力、積極性、ホスピタリティなど、幅広い学びが必要であることが実感できたでしょう。
実習では、学内で学んだことが実臨床でどう生かされ必要とされているか、またそれ携わっている管理栄養士さんの姿を間近にみることができます。さらなる学びへの意欲を高め、明確な将来像を描くよい機会としてくれることを期待しています。