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食品栄養学科

2018.10.29

(小林ゼミ)国際学会で発表してきました(1):The 15th Meeting of International Society for Tryptophan Research (ISTRY2018 Kyoto) 第15回 国際トリプトファン研究会学術集会

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食品栄養学科

栄養生化学研究室(小林ゼミ)にとっては、今年は国際学会の当たり年。
それも日本国内で開催されるものばかり。
海外に行くことができなかったのはちょっと残念ですが、海外の研究者たちと「近場で」交流できるので、ある意味ラッキーなことなのです。
小林ゼミで参加した国際学会の1つ、第15回 国際トリプトファン研究会学術集会(ISTRY2018 Kyoto)についてご紹介しましょう。

「トリプトファン」についてご存知の方はいらっしゃるでしょうか。

トリプトファンは、アミノ酸のうちの1つです。

トリプトファンは、たんぱく質を構成する必須アミノ酸の1つであるばかりでなく、セロトニンやメラトニンなどの「ココロ」や「睡眠」に関わる神経伝達物質の材料にもなり、ナイアシンという水溶性「ビタミン」の材料にもなるユニークなアミノ酸です。しかし、謎多きアミノ酸でもあります。
この「トリプトファン」について、世界中の研究者が、3年に1度一堂に会し、「熱く」語り合うのが、国際トリプトファン研究会(International Society for Tryptophan Research(ISTRY))です。栄養学のみならず、生化学、薬理学、分析化学、医学など他分野の研究者が参加します。今回が15回目にあたり、9月18日から21日にかけて、京都近くの彦根で開催されました。

今回は台風の影響で、関空が機能不全に陥り、多くの参加者がキャンセルになったり、フライトの変更を余儀なくされたりと大変な会になりました。それにもかかわらず、アメリカやドイツ、イタリア、スウェーデン、イギリス、スイス、オーストラリア、パキスタンなど、さまざまな国々から多くの研究者が参加していました。

今回は、私がポスター発表を行いました。トリプトファン代謝が異常になるマウスを用いると、比較的若い時期から腎臓に異常が生じてくることを明らかにしたという報告でした。ISTRY会長のGuillemin博士をはじめ、多くの研究者と議論することができ、大変有意義でした。私のゼミの大学院生も参加して、海外の研究者たちとよくコミュニケーションをとっていました。学会期間中には、長浜でJazz Nightが催されました。ジャズの生演奏を聴きながら、さらに交流を楽しみました。

次回は、ドイツで開催予定。

それまでに、ゼミ学生と共に研究に邁進していきたいと思います。

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