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英語英文学科

2018.11.15

私の夢│坂口真理教授

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英語英文学科

私の夢

坂口 真理

 先月10月24日(水)に、英語英米文学研究会(大学院)の総会で会計報告と予算計画の発表後、海外の大学院についての話があり、Waring教授がイギリスの大学院について、木津教授がアメリカ(UC Santa Cruz)とカナダ(McGill大学)の大学院について、私がアメリカ(UCLA)の大学院について、話した。
 ねらいは、学生たちに不思議に思ったこと、疑問に思ったことを大切にし、とことん知的探求をしてもらうことのきっかけを与えることだ。学生たちに自分の頭で考える楽しさ、わくわくするような面白さを味わってほしいと思ったのだ。英語英文学科の学生たちは、海外での異文化体験に関心があり、大部分の人が留学したり、海外で生活したりしたいと思っている。それを学問の追究と結びつけたのだ。
 この企画は好評だったので、3人の教員以外にも大学院担当の教員は、大勢いるので順次話を聞けたらよいなと私は思う。初回は、たまたま言語学分野で研究する教員ばかりだったので、次回は、文学分野のRamsey教授や広瀬教授のお話などを聞くことができればと思う。知的探求は海外の大学院だけではなく、日本の大学院でもできるので日本の大学院を出られた先生方のお話もぜひ聞きたいと思う。また、大学院生や修了生を招いて、学部生の前で話してもらうのもよいと思う。

 現在就職が好調なため、大学院に学びに来る学生は少ない。しかし、いずれ大学院の学びが必要になる時代が必ずやってくると私は信じている。現代社会でロボット、人工知能(Artificial Intelligence) の進化とともに、ロボットやAIに仕事を奪われると心配する人々がいる。ロボットやAIに負けないように、今こそLiberal Arts(教養)の力が必要となってくるだろう。自分の頭で考える国際的教養を持つ人材を育成するために、大学院の需要は高まってくるだろう。ロボットやAIの欠けている部分を補い、考える人材を養成するために。

 他にできることとして、英米文学科のacademicな雰囲気を盛り上げるために、お互いの専門分野の話、今関心を持っている研究などを堅苦しくない調子で、tea partyで話すのはどうであろう。自分の専門分野以外の人に自分の専門のことを話すというのは、かなりの知的訓練がいるものだし、それが逆に研究の刺激になったりする。

 そして、学部の学生たちが大学院に進学することを選んだら、進学して知的探求ができるように、学部生の英語や知識の水準を高めることも大きな目標となる。学部で学んだことが有機的に大学院の学びと結びつき、多くの学部生が大学院に進学する、そういう日が来ることを私は夢みている。

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