広報室の企画展示で、情報デザイン学科の2年生2人、1年生2人が展示準備と説明員で活躍しました。
トリニティホールの6階。正直なところ、上の階だからあまり人は来ないかな…と少し不安な気持ちでスタートした広報室企画展示でしたが、蓋を開けてみれば想像をはるかに超える賑わいとなりました。
「清心の歴史と今を繋ぐデジタルの栞」と名付けたこの展示では、AIの力を借りて清心の魅力を新しい形でお届けしようと準備を行いました。
清心の物語を、新しい形で
展示の柱となったのは3つのコンテンツです。
ノートルダムホール棟をめぐるツアー動画では、普段なかなか目にすることのない場所も含めて、建物の魅力をショート動画の形でご覧いただきました。また、初期のシスター方の著書や当時の清心タイムズの内容を教えてくれるチャットボットは、歴史好き以外のかたでも、当時の人々の生の様子をAIとの会話形式で知れるものです。そして、公募した「背中を押された言葉」をもとにAIが脚本を書き、演劇部の学生たちが演じるショート動画では、「活発」な今の清心の姿を表現しました。


みんなで楽しめる場所に
当初の企画に加えて、説明員と同世代の若い人や、家族連れにも楽しんでいただきたいという思いから、3つのコンテンツを急遽追加しました。若者向けのAI骨格診断、お子さん向けの大声で風船割りアプリ、そして誰でも楽しめるAI動物顔占い。これらが思いのほか大人気で、若者のグループも家族連れも、診断や占いの結果を見ながら笑顔いっぱいに盛り上がってくださいました。
嬉しい悲鳴の「完売」
2日目のお昼過ぎ、想定外の事態が発生しました。あまりの人気に、骨格診断に利用していたAIサービスのクレジットを使い果たしてしまったのです。展示が「完売」状態です。お待ちいただいた皆様には申し訳ない気持ちもありましたが、それだけ多くの方に足を運んでいただけたことに、スタッフ一同、心から感謝の気持ちでいっぱいになりました。
新しい情報技術を使いながら、清心の歴史と今をつなぎ、さまざまな世代の方々に楽しんでいただけた今回の企画。多くの笑顔に出会えたことが、学生たちの宝物となりました。

