国際文化学部国際文化学科の貴志俊彦教授『戦争特派員は見た 知られざる日本軍の現実』が刊行予定です。
学科・機関 | 国際文化学部国際文化学科 |
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教員名 | 貴志俊彦教授 |
著者情報 | 貴志俊彦 著 |
出版社 | 株式会社講談社 |
発行日 | 2025年7月17日 |
サイズ・頁数 | 新書判 224頁 |
金額 | 1,012円(本体920円) |
内容紹介
「足の悪い者や病人は濁流の中に呑まれて行く」
「状況芳しくなく、腹は決まっています」
「これが最後の通信になるかもしれません」
最前線、爆弾投下、連絡員の死、検閲……
何が写され、何が写されなかったのか?
兵士からは見えなかった〈もうひとつの戦場〉
「太平洋戦争勃発の際、ハワイでの奇襲攻撃は知っていても、その数時間前に日本軍の銀輪部隊(自転車部隊)がマレー半島を南下し、戦争勃発の引き金となった事実は、少なくとも日本では風化された記憶になっている。
一方で、戦争の被害を被ったマレーシアやシンガポールでは、こうした戦争の記憶は、学校や博物館だけでなく、家庭内でも継承され続けている。戦争に関する記憶のギャップは著しい。
世界で戦争や紛争が続く中、私たちにとって「戦後」とは何なのだろうか。
果たして、戦争の記憶を継承することはできるのか。
特派員たちは現場で何を見たのか。
ひとりひとりの仕事と人生を追うことで、知られざる「戦争の実態」が見えてくる」――「プロローグ」より
目次
第一章 戦争は報道を変えたか
第二章 特派員の叫びは新聞社首脳の耳に届いたか
第三章 戦時下中国で記者が取材したこととは?
第四章 帝国日本の周縁で何が起きていたか
第五章 南方で軍と新聞社は何をしていたのか
第六章 「不許可」写真は何を写していたか/写していなかったか
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