ゼミナールにおける調査・研究活動の一環として、岡山シティミュージアムで開催されている特別展「魔法の美術館」を見学しました。今回の見学では、特に「インタラクション」に着目し、デザインやユーザー体験について理解を深めました。
会場には、鑑賞者の動きに反応して音が鳴ったり、映像が変化したりする体験型の作品が数多く展示されていました。手をかざすと楽器の音が鳴るものや、自分の影が作品と連動して動くなど、まるで自分自身が作品の一部になったような感覚でした。こうした視覚や聴覚を使った体験を通じて、インタラクションという概念を、実際に体験しながら考えることができました。
見学を通じて実感したのは、インタラクションが近年のデザインやサービス開発において非常に重要な概念となっていることです。製品やサービスを使う中で、ユーザーがどのように関わり、操作に対してどのような反応が返ってくるか——そうした一連の“やり取り”を含めた「ユーザー体験(UX)」をどう設計するかが、今さまざまな分野で注目されています。
展示の中でも特に印象的だったのは、インタラクティブな仕組みによって、作品や情報への理解が自然と深まり、関心や没入感が高まるという点です。これはマーケティングの分野でも重要な視点であり、ユーザーとの接点をどのように設計するかが、商品やサービスの魅力を伝える上で大きな鍵となります。
今回の見学を通して、インタラクションの持つ可能性と重要性を、肌で感じながら学ぶ機会となりました。今後のゼミ活動や研究においても、この視点を活かしていきたいと思います。
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