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2025.06.02

農福体験 支援者交流会に参加しました|人間生活学科|福祉ゼミ

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2025年6月1日(日)、中井ゼミの3、4年生ら9人で、おおもり農園(岡山市中区兼基)で行われた、農福体験 支援者交流会に参加しました。
交流会では、ハウス内でのいちご狩り体験にはじまり、収穫したイチゴの選別体験をさせていただいた後、農林水産省中国四国農政局や岡山県、JA全中(全国農業協同組合中央会)等の農福(ノウフク)担当の方や事業者、生産者の方々との意見交換やノウフクに関するご説明などを聞かせていただきました。

はじめにいちご狩り体験です。

箱いっぱいのイチゴをお土産にいただき、関係の皆さんからノウフク連携に関する意見交換や専門の皆さんから貴重なお話をお聞きすることができました。

✽.。.:*・゚ ✽.。.:*・゚ ✽.。.:*・゚ ✽.。.:*・゚参加した学生の感想✽.。.:*・゚ ✽.。.:*・゚ ✽.。.:*・゚ ✽.。.:*・゚
【感想①】
6月1日に参加したノウフク連携のいちご狩りイベントは、非常に貴重な経験となりました。おおもり農園の方々をはじめ、農林水産省やJA、県庁の職員の方々など、さまざまな立場の方々と直接お話しする機会があり、普段の生活ではなかなか接点のない方々と交流することができました。いちごを摘みながらリラックスした雰囲気の中で、農福連携の現状や抱える課題、今後の展望などについて伺うことができ、とても勉強になりました。
特に印象に残ったのは、農業と福祉の両面から地域を支えようとする皆さんの熱意です。作業を通じて、障害のある方々がやりがいや居場所を見つけていく様子や、農業側にも人手不足解消というメリットがあることを改めて実感しました。農福連携はまだまだ認知度が高くない取り組みですが、こうしたイベントを通じて、より多くの人に知ってもらえるきっかけになれば良いなと感じました。
今回の学びをきっかけに、今後自分自身も「知る」だけで終わらず、こうした取り組みに対して何ができるのかを考え、実際に行動につなげていきたいと思います。

【感想②】
農業と福祉が連携する「ノウフク」の取り組みは、障がい者の就労支援だけでなく、子どもの療育から大人まで幅広い支援につながっているのだと知ることが出来ました。一方で、小規模な農家が多い岡山県では、連携や発信の難しさも課題として挙げられていました。しかし、SNSや商品開発を活用し、農業以外の形で若者が関わることで新たな広がりが生まれると期待できることを実感しました。また、地域でのイベントや他分野とのコラボも、ノウフクの周知につながる大切な手段だと感じました。

【感想③】
6月1日に岡山県のおおもり農園で開催されたノウフク支援者交流会に参加し、農福体験を通じて貴重な学びを得ました。
いちご狩り体験では箱パックいっぱいの収穫ができ、特に四肢が不自由なクリエイター馬場信江さんが口で筆を咥えて制作されたパッケージが印象的でした(一般社団法人Design Goals)。実際に農園を訪れて描かれた作品には、表情や体の向きの異なる蜂が何匹も描かれており、細やかな工夫が感じられました。
意見交換会では、ノウフクの現状と学生が関われる可能性について議論しました。学生ボランティアの活動が途絶えがちという課題がある一方で、学生にはPR・商品企画における発想力と発信力という強みがあることが確認されました。一度の体験で片付けず、継続的に続けてノウフク連携の発展に貢献していきたいと思います。​​

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