2025年3月27日(木)、中井ゼミの2年生4人で、橋本義肢製作株式会社(岡山市南区浦西町)を訪問し、義肢製作工程の見学や義肢装具士の方などから説明をいただいたり、意志伝達装置の実演などを受けさせていただきました。
見学では、義肢や装具を製作する際の細かい工程や技術の奥深さを実感しました。特に、使用者一人ひとりに合わせてカスタマイズすることの重要性や、装着感を向上させるための工夫について詳しく知ることができました。
また、意志伝達装置について、実際にどのように操作し、どのようにコミュニケーションが行われるのかを体験できたことが、とても印象的でした。
技術の進歩によって、より直感的に使えるよう工夫されていることも学ぶことができました。
今まで義肢の存在は知っていましたが、製作工程を見る機会は無かったので、非常にいい経験になりました。
義肢はオーダーメイド品になるため、価格が高くなってしまい、使用者に合わせた義肢を作り直すことの難しさや、それを補う支援制度の不十分さを知ることができました。
好きな時に好きなことができること、自分の気持ちを伝えられることは、単に便利になるだけではなく、支援者の負担軽減や自立支援、さらには就労にもつながることが分かりました。こうした技術の発展や普及が、より多くの人にとって当たり前のものとなるよう、関心を持ち続けたいと思います。
今回の見学を通して、義肢や補装具などが単なる道具ではなく、使用者の生活の質を大きく向上させる大切な役割を担っていることを改めて実感しました。
しかし、こうした技術や支援の存在をまだ知らない人も多くいるという話をお聞きしました。障害に限らず、高齢者など、より多くの人に知ってもらうことで、必要とする人が適切な支援を受けられる機会を増やしていくことが大切だと感じました。(中井ゼミ2年 林)
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