フェリーチェ講座「誰一人取り残されない社会を目指して―孤独・孤立について考える―」(12/7開催)の活動の一環として、社会福祉士課程の6人で笠岡市に取材に行きました。
今回のテーマは「孤独・孤立について私たちにできることを考える」ことです。そのために、事前に学習した上で、笠岡市役所の社会福祉士の方からお話を伺いました。お話を通じて、笠岡市が岡山県で唯一「孤独・孤立対策」を看板に掲げていることを学びました。
市の方の紹介で、実際に地域で活動している「ハーモニーネット未来」さんに取材をしました。ハーモニーネット未来さんは、子どもから高齢者まで誰でも利用できる居場所を提供しています。例えば、小さな子どもを連れた親が来ると、保育士や職員が子どもを見守ってくれるため、親は少しの間自分の時間を持つことができます。また、子どもにとっても親以外の人と関わることで、社会性を学ぶ良い機会になります。
さらに、保育士や保健師などの専門家に子育ての悩みを相談したり、同じ悩みを持つ親同士で話したりすることもできます。これにより、「一人じゃない」と感じられるようになるそうです。また、普段子どもと関わる機会が少ない高齢者の方が、子どもたちの元気な姿に癒されたりする場にもなっています。こうした居場所があることで、孤独感の解消や孤立を未然に防ぐことができるのではないかと考えました。
今回の取材を通して、私たちができることは、孤独・孤立といった社会問題に関心を持つことや、地域で実際に活動している団体について知ることだと思いました。その上で、フードドライブ活動やボランティア、居場所の広報など、身近なところから行動を起こすことが大切だと考え、発表を行いました。
取材を終えた後は、みんなで笠岡市を観光し、おいしいラーメンを食べて帰りました!