学長メッセージ

2025.12.11

ナミュール・ノートルダム修道女会総長をお迎えして ――Emmanuel Collegeとの歩みに新たな光|学長メッセージ

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2025年11月17日及び18日に、本学の設立母体であるナミュール・ノートルダム修道女会の総長Sr. Mary Johnsonをはじめ、Sr. Amarachi Grace Ezeonu、Sr. Evalyne Aseyo、Sr. Miriam Montero Berecheと4名の修道女会の役員の皆さまを、本学にお迎えする機会に恵まれました。総長Sr. Mary Johnsonは、アメリカ・ボストンのEmmanuel Collegeの卒業生であり、同大学で長年にわたり教育に携わってこられた方です。その温かく誠実なお人柄に触れる中で、修道女会の精神に基づく教育の原点をあらためて思い起こす貴重な時間となりました。

あわせて、10月には私自身がEmmanuel Collegeを訪問し、Beth Ross学長との会談を行いました。これまで形骸化していた姉妹校関係について、改めて両大学が共有するカトリック教育の理念を確認し、信頼と協働の精神のもとで、今後の具体的な連携のあり方について意見交換を重ねました。現在は、両学長による共同声明の準備とともに、新たなMOUの締結に向けた最終調整が進められています。

こうした中で、修道女会総長Sr. Mary Johnsonの来学は、Emmanuel側にとっても大きな安心と後押しとなり、修道女会の精神的つながりや歴史的背景が、単なる国際交流にとどまらない本質的な連携であることを改めて伝える契機となりました。

教育における共通の価値観を礎に、私たちは今、国境を超えた協働の新たな一歩を踏み出しています。2026年春のMOU再調印を見据え、これからも学生交流・教育連携・研究協働を丁寧に育みながら、本学の教育の使命をさらに豊かなものにしてまいります。