学長メッセージ

2025.06.20

プレジデンツデーに寄せて

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6月22日は、ナミュール・ノートルダム修道女会の創立者であり、本学の精神的基盤を築いた聖ジュリー・ビリアートが列聖(聖人となること)された記念の日です。 

本学ではこの日を「プレジデンツデー」として位置づけ、学長としての務めを改めて見つめ直すとともに、清心の教育を共に担う皆さまへの感謝の気持ちを表す日としています。 

もともとプレジデンツデーは、修道者である学長の修道名の祝日を祝うことを目的に設けられてきましたが、私自身はこの日を、本学の設立母体であるナミュール・ノートルダム修道女会と、そこに息づく聖ジュリーの精神に立ち返る機会と捉えています。 

聖ジュリーは、「善き神のいかに善きことよ(Ah! qu’il est bon le bon Dieu!)」という言葉を生涯大切にし、困難な状況の中でも愛と希望をもって歩み続けた女性でした。その姿は、私たちが教育・研究・日々の営みを進めるうえで、常に道しるべとなるもので、時代を超えて今を生きる私たちに多くの示唆を与えてくれます。 

このプレジデンツデーを、共に本学の原点に立ち返り、感謝と希望をもって迎えられることに、心より感謝いたします。


ノートルダム清心女子大学 学長 シスター 津田葵