ノートルダム清心女子大学(NDSU)では来日滞在中の米国大学生と生活する環境に身を置きながら、実践的な英語力を身につけることを目的とした「ミシガン州立大学連合日本センター留学プログラム」を今年9月(2年生以上が対象)から開始します。2024年5月27日(月)、プログラム開始を前にミシガン州立大学連合日本センター(Japan Center for Michigan Universities、以下JCMU)に来日滞在中の米国大学生8名がBenjamin McCracken所長(教授)とプログラム・ディレクターのChristopher Garth教授とともに来学され、本学の歴史や美しいキャンパスの佇まいを直接体験しました。
冒頭、金山勉国際交流センター長より建学の精神をはじめ、本学各学部・学科が持つ特徴や新学科の紹介、学びの特徴についての紹介がありました。これに対して米国の学生たちに加えて引率教授からも、日本の大学事情についての積極的な質問が寄せられて活気あふれる雰囲気のディスカッションが行われました。
JCMUに来日滞在している米国学生と引率の先生方 (左:Christopher Garth教授、右:Benjamin McCracken所長・教授)
金山国際交流センター長によるプレゼンテーションに耳を傾けるJCMUの学生
プレゼンテーションの後、JCMUの学生たちはヨゼフホールラウンジで本学学生とのカジュアルな意見交換・交流を行いました。本学学生に自然な形で話しかけ、相手に関心を持った質問を投げかけたりしながら、日米の学生同士で共通するトピックなどを通じた英語の会話があちこちで聞かれました。米国学生はできる限りの日本語を用いながら、また本学学生は突然発生した英語だけのコミュニケーションながら意欲的に対話を行っていました。
時には身振り手振りを交えて懸命に伝えたいことを表現したり、伝わりづらいことがある際には友人同士で表現を模索して言葉にしたりするなどの場面もありましたが、日米両国の学生たちからは笑顔あふれていて、本学訪問での交流の機会を心から楽しみました。
ヨゼフホールラウンジでの学生同士の交流の様子
午後からは、新学棟トリニティホール3階の「トリニティコモンズ」で津田 葵 学長先生からの歓迎挨拶がありました。津田学長先生は、過去にご自身がアメリカ合衆国で博士号を取得した後、大学で日本語を教授したご経験を話されました。その際、母国言語以外を学ぶ難しさはあるものの、交流する相手の母国語を使いながら異なる文化を知る経験のすばらしさと重要性について語りかけられました。最後に「岡山をぜひ再び訪れてほしい」とミシガン州の大学生ら全員に温かなメッセージを送られました。
学長先生との交流の様子
これに続いて、本学の有志学生ボランティアがキャンパス内や大学周辺の案内を行い、NDSUや岡山の良さを披露しました。英語での案内を担当した学生は国際文化学科1年生、9月実施予定のJCMU留学プログラム参加希望の英語英文学科の2・3年生で構成されており、本学の歴史、学びの特徴、紹介したい大学の場所、出来事などを事前課題として英語でまとめて学生の視点で紹介するために入念な準備をしていて、今回の交流活動に大きく貢献しました。
ヨゼフホール1階のNDSU歴史展示室および特別展示室では2年生を中心とした学生ボランティアが本学の歴史を時系列に紹介し、世界に広がるナミュール・ノートルダム修道女会のネットワークと本学の国際教育交流について熱心に説明をする姿がみられました。
英語で本学の歴史を紹介するボランティア学生と説明を受けるJCMUの学生
学内の案内を通じて、すっかり打ち解けた日米両国の学生たちは、自発的に奉還町付近や岡山駅内などキャンパス周辺観光を申し出るなど、実践的な英語コミュニケーションを通して日米間の若者世代同士で親交を深めました。
キャンパスを英語でガイドした学生からは、「英語での実践的な交流を通して積極的に英語を話すことができ、英語活用に向けた自信を得るためのよい機会となった」、「伝えたいことが伝わらず、悔しい思いをした場面もあり、これを糧に今後の英語学習への意欲につなげたい」との声が聞かれました。
国際交流センターでは、今後も実践的な英語による国際交流の活動の機会を提供して、グローバルな感覚を身近にもてる体験を今後も企画・運営する予定です。今回の企画同様、Nサポや学内の国際交流センターの掲示板を通じて、英語交流のためのボランティア募集や活動のお知らせを行いますので、チェックして是非、参加してください。
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