2024年5月31日(金)14時45分から、社会福祉士課程3年生の「2024ソーシャルワーク実習 春実習報告会」を行いました。
この春に、社会福祉士課程に在籍する13人が、80時間の「ソーシャルワーク実習」に挑んだ実践を振り返り、この夏に予定している180時間の実習につなげ、将来ソーシャルワーカーとして実践する力を身につけていくため、報告会を開催しました。
報告会には、福祉施設等で実習指導者として、実習を受けて入れてくださった皆さんが来てくださり、実習を振り返り学びを深めた学生の発表に「最初は緊張して受け身な姿も見られたが、積極的に取り組めた姿が見えた」「限られた時間の中、ハードなスケジュールだったが、いろんなことが学べた実習になったと発表を通じて感じた」「今回の実習で学んだことを活かして、夏の実習では課題をしっかり設定して頑張ってほしい」「この実習で吸収しようとする積極的な態度が好印象だった」など温かいコメントをいただきました。
【感想】
●実習報告会の中で、「話しかけてくれる利用者さんとしかコミュニケーションをとることができなかった」という反省点を挙げ報告しました。発表が終わったあとに実習指導者から、その時に関わった女性の利用者さんの現在の様子を聞かせていただきました。その方は、女性職員の介助を苦手としていましたが、職員全員で関わることにしたところ、今では全員の職員と信頼関係ができ、食事介助ができるようになったそうです。その話を聞き、利用者さんの変化を一番近くで見ることができる社会福祉士という仕事に改めて魅力を感じました。夏実習に向けてこれからも学びを深めていきたいです。
●実習指導者と久しぶりにお会いでき、温かいコメントをいただけて、とても嬉しかったです。私達は生活相談員がどのように人に働きかけるかにばかり重きを置いて考えていたため、先生からのフィードバックや他のチームの発表を通して、人だけでなく環境にも働きかける必要があるということに気づくことができました。
●実習報告会で、実習について振り返ることで利用者とのかかわりのなかで言語コミュニケーションだけを意識した関わりしかできていなかったという課題を見つけることができました。また、他のグループの発表を聞くことで、他の福祉施設についても理解を深めることができました。春実習を通して学んだ一人ひとりにあったコミュニケーションを意識して夏実習に取り組みたいです。
●実習報告を作成する中で、実習の振り返りをすることができました。良かった点や反省点をしっかりと見つけることができました。発表では緊張もありましたが、最後までやりきれました。実習指導者から実習全体を通して成長することができていたという言葉をいただくことができ、頑張ってよかったなと思いました。次の実習までに事前学習や様々な利用者との関わり方を自分なりに考えておくなど準備しておくべきことが明確になったので、夏実習に向けて精進していきたいです。
●自分のインプットしたことをアウトプットすることで、より深い学びになりました。反省を行うにあたって自分の学びを整理し直すことで、レクリエーションにおけるグループワーク、ケースワークの視点など新たな発見もありました。実習先の指導者からコメントをいただきとてもうれしかったです。夏実習に向けては、自分たちの反省に加え、指導者にアドバイスを受けたメゾレベルの課題はミクロレベルの課題の集まりで、ミクロレベルの理解をおざなりにしてはいけないといったようなことも忘れず意識していきたいです。
●準備段階では、実習で特に印象に残ったことや、理解できたことを2人で話し合い、試行錯誤しながら資料を作成しました。実習で得た学びを、資料に実体験をからめながら簡潔にまとめていく作業に苦戦しました。発表では、初めて実習指導者や後輩に聞いてもらう機会だったため、とても緊張していましたが、ゆっくりと聞き取りやすいペースで話すことを意識でき、聞き手の方に伝わりやすい発表ができたと思います。夏実習でも、今回の経験を活かして、更なる学びや経験が積めるよう、取り組んでいきたいと思います。
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