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卒業生の活躍

2023.08.23

【活躍する卒業生】大人になってからも好きなことに挑戦してほしい!世界で活躍する卒業生にインタビュー|英語英文学科

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卒業生の活躍

このシリーズでは、活躍する卒業生へのインタビューを企画しています。
今回インタビューしたのは、英語英文学科卒業生の高橋亜希子さん。

私たちへのメッセージは「大人になってからも好きなことに挑戦して、自由に生きてほしい!」です。

高橋亜希子 AKIKO TAKAHASHI
2002年ノートルダム清心女子大学英語英文学科を卒業後、スイスのホテル学校へ留学、スイスとアメリカのホテルでインターンシップを経験した後、京都の外資系ホテルに就職。東京ではコーポレートオフィスから国内の系列ホテルをデジタルマーケティングの分野でサポート。その後、家族でアメリカに移住し現在は二男一女の子育てをしながらSEGAで働いている。また、公認会計士の資格を取得するために勉学にも励んでいる。

なぜ清心に入学をしたのか?

―まず最初の質問ですが、なぜ清心に入学をしようと決められたんですか?

高橋:まず、英語が好きだったので英文科を探していました。また、海外旅行へ行きたいという思いもあったので、県外の大学に出るのではなく、家から通ってバイトをしてお金を貯めようと考えていました。当時、英語をもっと上達させたかったので、英語ネイティブの先生の授業や興味のあった言語学の授業がある清心を選んだのです。

―清心のここが良かったという所はありますか?

高橋:所属していたゼミ(Lyn Swierski ゼミ)がとても良かったです。英語を使う機会が多く、卒論も英語で書けてすごく良かったです。

また、広瀬佳司先生(現 名誉教授)のディベートの授業や、シスターの先生方のキリスト教の授業など、卒業後も受けて良かったと思った授業がありました。特にフランス語の授業は、南フランスの語学学校でフランス語を学んだ際やスイスのホテルスクールに留学した際に、清心で基礎の文法を習っていて良かったと思いました。フランス語圏のジュネーブのホテルでインターンシップとして働いた時にも、英語とフランス語の両方が話せることが役立ちました。

あと、清心のボランティア・グループを通じて、大学2年生の時にマレーシアにボランティアへ行ったのも良い経験でした。そこでは、障がいがある方たちが多く住んでいる修道院を訪れました。その方たちと二週間一緒に歌を歌ったり、ちょっとした手作業を一緒にしたりなど、楽しく過ごさせて頂きました。滞在中、マレーシア大学の日本語学科の学生さんたちとの交流の機会もあり、日本語を学ぶ熱意のある方たちとの交流からとても良い刺激を受けました。

―海外へ初めて行かれたのはマレーシアが初めてでしたか?

高橋:いえ、大学1年生の夏にホームステイ・プログラムでカナダに行きました。

トロント郊外のナイアガラ・オン・ザ・レイクという自然豊かな町で、日中は英会話の授業やアクティビティ、フィールドトリップなどを通して英語を学びました。プログラムに参加していた年の近い方たちと仲良くなり、日本人同士でも英語で話すよう一緒に努力することで、友情を育み、25年後の今でも仲良くしています。帰国後は、英語力の維持と向上のために、プログラムで仲良くなった3人の友人たちと一緒に、プログラムに参加していた講師の方にお願いして英会話レッスンを受け始めました。全員大学生だったこともあり、4年生の間にヨーロッパやカナダへ一緒に旅行へ行き、生の英語に触れる機会をたくさん作りました。

ホームステイをきっかけに今思えば、その後はより実践的なコミュニケーションツールとして英語を学びたいと思ったきっかけが、このホームステイ体験かなと。 

ホテル業界を目指した理由

―なぜ、ホテル業界を目指されたんですか?

高橋:まず第一に、英語を使う仕事を希望していました。他には、ホテルにはいろんな部署があるので、いろいろ知っていくうちに⾃分が興味がある仕事が⾒つかるだろうって、当時は漠然と考えていましたね。そのため、海外にあるホテル学校で英語とホテル業務を同時に学んでから就職したいと考えていました。留学とインターンシップの経験は、帰国して就職活動をした際に、とても役立ちました。

ースイスへ行った後はすぐ日本で働かれたんですか?

高橋:いえ、アメリカで1年半インターンシップ生としてホテルで働き、その後に京都のホテルに就職しました。そこで2年半働いて、その後東京の本社へ移りました。そしてその後はフランスの老舗のホテルの本社へ移りました。

ハイアットリージェンシー京都のセールス&マーケティング部の同僚と(右:高橋さん)

ハイアットリージェンシー京都のセールス&マーケティング部の同僚と(右:高橋さん)

アジアパシフィック地域の各国・地域からロイヤリティプログラム担当者向けのカンファレンスにて

カンファレンスの様子

カンファレンスの様子

ー外資系のホテルで働かれていたんですね!私もホテル業界を目指していて、外資系のホテルの説明会でお話を聞いていた際にすごく格式が高く感じたのですが、実際はどんな感じでしたか?

高橋:格式の⾼いホテルもありますが、宿泊に特化した⼩規模ホテルがあったり、傘下に様々な形態のブランドを擁しているのが外資系ホテル会社には多いですね。帰国⼦⼥や海外を経験した⼈など英語が堪能な人がたくさんいます。外国籍の同僚や上司もいて、仕事で英語を使う機会が多かったと感じます。

ー本社ではどんなお仕事をされていたんですか?

高橋:元々京都のホテルで担当していたデジタルマーケティングの分野で、東京オフィスから国内の系列ホテルのサポート業務を担っていました。
2社目のフランス系のホテルでは、デジタルに加えロイヤリティプログラムも担当することになり、会員向けにニュースレターを配信したり、プロモーションを企画・運営したりと、顧客マーケティングを経験できました。どちらの会社でも、本社やアジア地域統括オフィスからの方針などを国内ホテルが取り入れる際にサポートしたり、新しい担当者のトレーニングをしたり、社内ミーティングやカンファレンスで、香港、シンガポール、バンコク、パリなどへ出張したりと、とてもやりがいのある仕事でした。

ー仕事をしている上で楽しかったことは何ですか?

高橋:レストランやフロントで働いていたときは、お客様とのコミュニケーションが楽しかったです。あと、いろんな分野で活躍する人たちと出会えるので、自分の視野が広がっていくのが楽しかったです。

ーその中で大変なことはありましたか?

高橋:大変なことはたくさんありましたね(笑)。特に新人の時は。学生でインターンをしに海外へ行ったときは、朝早くから働いたり、夜勤をしていると怖い体験をしたり。治安もよくなかったので警察も来たりしました(笑)。こんな感じで大変だったんですけど、これも経験ですね。

海外へ移住した経緯について

ー現在はアメリカのSEGAで働かれているそうですが、その仕事を始めた時にアメリカへ移住されたんですか?

高橋:私の夫がアメリカ育ちのアメリカと日本のハーフで、しばらく東京で働いていたんですが、長男が4歳の時に「そろそろアメリカに帰ってそこで子育てをしたい」と言ったので、家族でアメリカに移住しました。生活が落ち着いて長女が1歳を過ぎたあたりで、人材紹介所からSEGAを紹介してもらいました。五年間経理部で主に財務レポート作成や主要部署との会議の進行に携わっていました。去年からチームの機能ごと予算管理の部署に異動になって、経理での仕事に加えてプロジェクトごとのコストや予算について関わるようになりました。

ホテル関係の仕事からは、移住した時に離れました。そして、将来を考えた時に公認会計士の資格を取りたいと考え、その資格を取るために現在大学で会計や経済の勉強をしています。

ーこの資格を取るとどんな仕事ができるんですか?
高橋:会計事務所や会社の経理部で働けたりします。勉強していく中でもしかしたら公認会計士以外を目指すかもしれないんですが、今はその夢に向かって頑張っています。

ー以前は資格なしで経理部で働かれていたと思うんですが、なぜ資格を取ろうと思ったんですか?

高橋:私自身ホテルでの仕事が長く経理での経験があまりなかったので、転職する際に強みがないんです。転職するためにもこの資格がほしいところですね。

ーまたホテルで働きたいとは考えませんでしたか?

高橋:ホテルの経理なら、アメリカでも機会があれば興味はあります。フロント業務やレストランでの接客は経験したからこそ言えますが、今の私には向いていないと思ってます。接客ってほんと、向き不向きがあるんですよね。

ーどんな人が接客に向いていると思いますか?

高橋:⼈のために何かをすることが苦にならない⼈ですね。レストランで働いていたら、お酒や料理の勉強をたくさんしたり、コンシェルジュだったらその町について誰よりも詳しくなったりですかね。あと、接客業は基本立ち仕事なので、体力も必要です。

後輩へのアドバイス

ーすごくいろんなことに挑戦や経験をされていてとてもかっこいいです!私もいろんなことにこれからも挑戦したいです。

高橋:そうですね。とにかく大人になってからもいろんなことに挑戦してほしいです。結婚して出産を経験すると多くの女性が育児に集中するか仕事復帰するかで悩まれると思いますが、できればパートナーの方に協力してもらって子育てしながら仕事を続けてほしいです。優秀な女性たちが出産を機に一線から退いてしまうのはとても惜しいと常々思います。
また、一度就職しても、他にやりたいことが見つかったら転職してもいいし、ずっと後になって何かを学び始めてもいいと思います。
とにかく選択肢を自分で狭めてしまわずに自由に生きてほしいです。
     
高橋さんはとても行動力のある方で、これからの私にとってすごくためになるお話をたくさんしてくださいました。私も高橋さんのようにいろいろなことにこれから挑戦をしていきたいです。ありがとうございました!
 
インタビュアー
丸野侑奈 (まるの ゆうな)
Lyn Swierski ゼミに所属する英語英文学科4年生
模擬国連の活動に取り組んだ経験がある

英語英文学科
Carolyn Swierski 准教授(教員紹介)
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