2025年7月26日(土)に、清心フェリーチェ生涯学習講座「グリーフケアと私たち~つながりの未来を考える」第3回である「喪失と悲しみをかなしむこと―こころのケア・臨床心理学の視点から」が本学で開催されました。
臨床心理学の視点から、喪失を受け止めることについて、日下紀子先生(本学児童学科教授・児童臨床研究所所長)にご講演いただきました。
「喪失」があった後、事実を受け止めたり、適応したりしていく心の営みがありますが、うまく悲しめないと、こういったプロセスに異常が発生してしまうといいます。とくに、トラウマの種類によっては、物事を感じにくくすることで、辛い出来事に耐える心の機能(防衛機制)が働き、悲しみをかなしめない、ということが起こるとのことでした。
悲しみをかなしんで、物事を受け止めるためには、原因となる体験や、その時の自分の気持ち、今の気持ちなどを整理したうえで、現状に向き合うことが大切とのことです。また、共感されなかったその時の気持ちに共感し寄り添うことが大切だとお話しいただきました。
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