岡山出身の児童文学作家〈坪田譲治〉普及活動により文学で地域活性化するプロジェクト
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取組名
学生イノベーションチャレンジ推進事業
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学科・部署
日本語日本文学科
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担当教員
「総合探究Ⅰ」担当者/日本語日本文学科学生有志(山根知子顧問)
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連携企業(地域)
岡山市
坪田譲治の目を通して、地域のみなさんと文化をもとに岡山の魅力を再発見し未来を築くプロジェクト!
岡山出身の坪田譲治が生涯にわたって文学作品や随筆に描いた岡山への思いから、現在および未来の岡山を生きるわたしたちは、地域を見つめる目を鮮やかに生き生きと養うための示唆を得ることができます。学生たちは坪田譲治の愛称「ツボジョー」で親しみを込め、その世界を探究する意味合いで、団体名を「ツボジョーワールド探検隊」と称し活動してきました。
具体的には、坪田譲治の人生や作品が岡山への思いといかに深くつながっているかを辿っていくと、岡山のゆたかな自然や風土、歴史などの各所にその痕跡を探すことができます。その痕跡を辿ることで岡山の魅力に対する認識を深め、現代を生きるわたしたちが地域の人々とともに岡山の再発見をしながら郷土愛を育て、自分の住む地域での生きがいに目覚め未来を築くきっかけとなるプロジェクトを、地域のみなさんと連携しながら進めています。
2017年度から現在2023年度まで、学生たちは毎年坪田譲治を様々なアプローチで紹介する小冊子を作成して、岡山県内すべての公共図書館に寄贈し、希望者にも配布しています。冊子の題名は、『ツボジョーワールドへようこそ!―発見! 岡山の魅力―』(2017年度)、『坪田譲治「風の中の子供」に会いに行こう―島田と天満を大冒険!ー』(2018年度)、『びわのみ―坪田譲治の「故郷(しまだ)」へ帰ろう―』(2019年度)、『ようこそ! ぶどうの村へ―譲治がくれたふるさとの記憶―』(2020年度)、『みどりと水のみちへ―譲治がくれた〈いのち〉の感覚―』(2021年度)、『実り多き未来へ―譲治と結ぶ人とのきずな―』(2022年度)、『川とはぐくむ郷土愛―譲治と清子の見た世界―』(2023年度)です。
なお、2023年度には岡山市が「文学」部門によって「ユネスコ創造都市」として加盟申請し採択された過程においても、ツボジョーワールド探検隊は岡山市の「文学によるまちづくり」に力を注いでいます。
「総合探究Ⅰ」(2022~2023年度)/山根知子、長原しのぶ(2022~2023年度担当)、近藤友子(2022年度担当)、中井賢一(2023年度担当)/2017~2021年度までの5年間は、日本語日本文学科学生有志(山根知子顧問)
※関連ブログ 多数あり(山根のリレーエッセイ、地域連携・SDGs推進センター実績報告書内(2017年度~2022年度))
▶「ツボジョーワールド探検隊」からの文学による平和への願い―坪田譲治文学による地域貢献から国を越えた文学交流へ―|山根知子|日文エッセイ233(2023.03.01)
▶【メディア】山陽新聞|「岡山文化この1年(上)」に本学の取り組みが掲載(2022.12.27)
▶【メディア】OHK岡山放送他|日韓大学生と文学交流 オンラインで坪田譲治、『あららのはたけ』作品紹介|ツボジョーワールド探検隊&「自立力育成ゼミⅥ」学生(2022.11.10)