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プレスリリース

2025.07.17

【特別公開講座・生涯学習講演会のご案内】悲しみに寄り添う希望の学び 著名グリーフケア専門家・入江杏氏が語る「悲しみの共通の水脈ーグリーフケアという希望」

ノートルダム清心女子大学(岡山市北区 学長:津田葵)では、「清心felice」公開講座・生涯学習講座を通じて、岡山の地における唯一のキリスト教系大学(ミッション・スクール)として、混迷する現代社会にあって、いのちの尊厳や生きる意味の追求など、キリスト教精神に基づく価値観を発信することを使命とし、宗教的情操を重んじる本学ならではの学びの場を地域社会に提供することを目指しています。

日時:2025年7月19日(土)13:30~15:00
会場:本学 ヨゼフホール
対象:一般(高校生以上)

今回、講師にお招きするのは、入江 杏先生です。
入江先生は、2000年に起きた「世田谷事件」(未解決)で妹一家4人を喪われました。犯罪被害者としての悲しみ、苦しみと向き合い、葛藤の中で「生き直し」をした経験から、講演会や執筆活動、また小学校などでの読み聞かせなどの活動を続けてこられ、2006年からは毎年12月に講演会「ミシュカの森」を主催、妹一家への思いを馳せながら、悲しみや苦しみを通じて人々が出会いともに再生を模索していくネットワークづくりの取り組みを続け、2023年2月には「ケアミーツアート研究所」を設立、代表を務めておられます。

■講師:入江 杏氏について
ケアミーツアート研究所主宰・上智大学グリーフケア研究所非常勤講師
入江 杏氏は、グリーフケア分野の第一人者として、長年にわたり悲しみを抱える人々にに寄り添い続けてきました。自身の経験と豊富な研究に基づいた深い洞察で、多くの人々に希望の光を与えています。
・主な著書
『わたしからはじまるー悲しいを物語るということ』
『悲しみとともにどう生きるか』
『悲しみを生きる力にー被害者遺族からあなたへ』
他多数

■なぜ今、グリーフケアが必要なのか
私たちの人生には多くの出会いがあり、また別れがあります。順境ばかりでなく、時に逆境にあって思い悩み、苦しむ日々もあるでしょう。本講座では、大きな喪失から小さな悲しみまで、私たちの出会う様々な苦悩に向き合っていく方法について、「グリーフケア」の観点からご一緒に学び、考えてまいります。
入江杏さんを講師にお迎えする第2回目の講座では、犯罪被害者遺族として大きな悲しみに向き合いながら、悲しみを「生きる力」として受け取り直し、歩んで来られたご経験から、「悲しみ」という「共通の水脈」から私たちが「つながり」を編み直し、新たな希望を紡ぎ出していく可能性ついてお話しいただきます。

【講座シリーズ「いきがいの人間学」について】
■なぜこの講座が必要なのか
私たちの人生には多くの出会いがあり、また別れがあります。順境ばかりでなく、時に逆境にあって思い悩み、苦しむ日々もあるでしょう。大きな喪失から小さな悲しみまで、私たちの出会う様々な苦悩に向き合っていく方法について、「グリーフケア」の観点から、ともに学び考える3回の講座です。

【期待される効果】
■地域社会への貢献
・悲しみを抱える多くの人々への具体的な支援方法の提供
・地域コミュニティにおける相互理解と支え合いの促進
・生涯学習を通じた地域の教育文化向上
■社会的意義
・現代社会における「孤独」「喪失感」への対処法の提示
・専門的知識の一般市民への普及

2025年度清心フェリーチェ講座 次回の講座について
2025年7月26日(土)【いきがいの人間学】「グリーフケアと私たち~つながりの未来を考える」第3回

上記以外にも、防災/SDGs講座、インクルーシブ講座、聖書講座などノートルダム清心女子大学ならではの講座が盛りだくさん!

「清心felice」について
本学が展開する公開講座・生涯学習講座の総称。
地域社会に開かれた学びの場として、様々なテーマでの講座を開催しています。

清心フェリーチェ(生涯学習センター)のウェブサイト
 (↑講座詳細やオンライン申し込みはこちらから)
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